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雨音
2021年12月28日 07:29
第一章からご覧になるかたはこちらへ第四章学校が終わると毎日病院に行った。病室のドアを開ける瞬間はいつだって憂鬱だ。美幸くんがスヤスヤと気持ちよさそうに眠っている時は心底ほっとしたし、呼びかけても私の顔さえ見れないほどに苦しそうな時は、怖くて逃げたくなった。それでも美幸くんに会えなくなるかもしれないと思う事の方がもっと怖くて毎日会いに行った。ひなた書房のウェブサイトには今も毎日、