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子育てパニック

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子どもを育てるのって大変。 良い母親ではなかった真愛が思い出とともに、夫や息子に育てられて人間になって育っていく話。 パニック満載。
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2023年7月の記事一覧

子育てパニック日本語了解能力

子育てパニック日本語了解能力

 さて、もうすぐ夏休み、丸半年が終わってしまった。
 学校に勤務していた頃は、半年が終わることより、1学期が終わりこの4ヶ月で子どもたちにしっかりとした4ヶ月分の知恵をつけて来たかと焦ったものだ。
 そして、同士の厚洋さんとも
「学習の土台は、国語力だよね。
 どうやったら、子どもたちが意欲的に
 国語の力をつけ、学びたいための情報(本)
 を自力で読めるようにできるんだろう。」
と悩んだものだ。

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子育てパニック 今日から夏休み

子育てパニック 今日から夏休み

 今日から夏休み。
 福岡では世界水泳大会が開催されていて、Aqoursプールで泳いでいる真愛は、ちょっぴりアーティスティックスイミングの真似事をして鼻から水が入って痛い思いをした。

 50年前は、夏休みが始まると同時に「学校のプール開放」が始まった。
 まだ、市民プールが出来ていない頃のことである。
(隣のF市には、関東最大のジャンボプールが 
 造られ、20歳の真愛はセパレートの水着を 
 

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法事法要 幸せ笑い

法事法要 幸せ笑い

 酷暑見舞いをLINEで送っているときに、馬酒!と画面に入ったのは、《読経が始まるや否や、走り回る子どもたち。謝罪するママの声。笑いをこらえる父。止まらない読経に、叫ぶ祖母…》というお知らせ文が入った。
 あっ!
 厚洋さんの新盆の時の我が家だ。

 鮮やかに蘇った悲しみの中のお笑いの一幕。
 愛しい人が残してくれた息子一家は、幸せを生み出す源泉だと思ったひと時だった。
 それと同じことがどこでも

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子育てパニック子どもの声

子育てパニック子どもの声

 政府は「子供の声は騒音ではない」ことを法律で定めることを視野に入れた検討を始めたという話を聞いた。
 背景には、子どもの声が煩いという事で、「公園廃止」になることは問題なのでは?ということからなのだろう。

 子供の声が騒音扱いされる世の中では、子育てなんかできない。
 だが、以前からも「子どもの声が煩い」と言われ、子育てや教育の妨げになっている事はたくさんあった。
 真愛が教員をやって8年目、

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