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1兆ドルコーチとまかない担当 #ばう読書01

今日は読書記録の1つとして、ひょんなきっかけで読むことになった本を紹介したいと思います。

この本を読むきっかけ

まずは、このnoteのタイトルにいる "まかない担当" を書き記さねばと思います。
弊社の締め会でまかないを作り続けて早3年(!)、「まかない担当」のキーワードでSEO1位をもとっている(!!)、高山むさしさん(以下、むさしさん)に「このコーチ、俺に似てるらしいから共通点教えて!!」と言われ、初めて手に取りました。
あぁ、確かに表紙とか帽子が青色なところ、早速似ている感じがする...なんて思いながら、半信半疑で読み始めました。

↓ちなみに、まかない担当のブログはこちらです。まかない担当の本業は取締役事業部長(COO)です...!

1兆ドルコーチのビル・キャンベルさんって..?

お恥ずかしながらこれまでビル・キャンベルさんを存じ上げてなかったのですが、もしかして意外と知られていない存在かも、とも思うので簡単に紹介。
スティーブ・ジョブズ、グーグルの創業者、ツイッターやユーチューブのCEO...等数えきれないほどのシリコンバレーの名だたる企業の経営者たちの師であり、彼らの経営の道を伴奏し続けてた「コーチ」なる存在。

グーグルの会長やCEOを勤めてきたエリック・シュミットはこんな言葉を残すほど。

「ビルの貢献をすべて合わせると、コーチした企業の株式価値は2兆ドルにもなる。こんなことは歴史上、誰もしたことがない」(「シリコンバレー・ビジネス・ジャーナル」2019年4月16日付)

もはや1兆どころじゃないですよね...?という感じではありますが、これほどに慕われシリコンバレーを支えてきた人物だったのだな、と窺うことができました。

私が見つけた共通点

さて、本題。どんな共通点があるかって?
半分くらい読んだところで、こりゃあほぼむさしさんだわってなりました(雑)
中でも特徴的なところを個人、チーム、仕事という3つの観点に絞ってお伝えします。

●個人との向き合い方:勇気の伝道師

本書の中で「勇気を与えること」に触れられているのですが、これは言い換えると「あなたはできると信じている、と伝え続けること」と解釈しています。

例えば、極端に高い目標に向かって取り組もうとしているとき、多くの人は「自分で本当にできるのだろうか...?」と自分のできることを想像して、無意識のうちに行動や思考を制限してしまう場面があると思います。それがまさに「自信がない...」という時。

そんな時ビル・キャンベル氏は、「マネージャーはためらいを乗り越えられるように、部下の背中を押してやらなくては」と考え(かなり激しめの)檄を飛ばします。一方で、「やり切れる能力があるからその目標を渡しているし、できると信じている。」と面と向かって伝えるのがむさしさん。
普段から自分に課した制約を外すような動きをしてくれている、という点で同じものを感じました。

●チームとの向き合い方:チームファーストを支える応援団長

チームが大事なことは普段から聞いているので認識はしていますが、チームファーストという考えを理解しやすかったのは、『優秀なチームはメンバーのIQを超える』という一節でした。1+1を2ではなく、5にも、10にもしていけるのがチームなのだよなというのを改めて考えました。

ビル・キャンベル氏が持っていたチームの考えは、自身もスポーツを経験した中で培ってきた、とても実践的で心のこもったものです。ビル氏の具体的な行動として記されていた中でも、特に「立ち上がって応援をする」ことはチームを盛り上げ前進させることに大いに役立っていたようです。1番に拍手をすることで応援を形にし、それに安堵していた著者たちの心境を綴るエピソードが印象的でした。

対して、我がまかない担当むさしさんもチームの成功を派手に祝い、チームの勝利のリズムを創ります。アイディアの段階だとしても「いいね!」と立ち上がって目を見開いて大きな声を出してくれる。この姿をみて「あ、自分の方向性は間違ってないぞ。全力で進もう」と思えるチームメイトは多いはず。

身振りを交えて「Good!」を言ってくれることが応援になりチームを前進させる。普段私もチームを動かす立場になることが多いので、その視点から見えるビル氏とむさしさんの姿は共通しているように感じます。

●仕事への向き合い方:仕事の根底には「愛」がある

本書の中ではビル氏と関わった方のたくさんのエピソードが出てきますが、全体を通じて思ったのは、仕事の根底に「愛」があることでした。

仕事で「愛」ってどういうこと?と思うかもしれないですが、仕事は人同士で作り上げ、人の想いが重なり形になったものがプロダクトになっていきます。それは、愛なくして、心を揺さ振り、世の中のインフラのように浸透するサービスにはなり得ないことを意味しているとも思います。

本書の中にも何度か出てきた「愛」、これを恥ずかしげもなく日常的に「メンバーを愛しているか」「プロダクトを愛しているか」と言葉にしているという点で、むさしさんを重ねてしまいました。
最近お会いするPdMですごいなあと思う方も、プロダクトを「愛している」がベースにあるなということに気が付きました。

最後に

実は最近コーチングを勉強しており、学んでいることの最高峰の具体例を知ることのできた本でもありました。

ビル氏の持っている器量や才能によるところもあるとは思いますが、真似して実践していけるようなことも多いと思います。
何より本を読むというのは、自分が真似できる部分をどんどん取り込むことで、疑似体験を自分のものにできる、という面白さを秘めているよなあと思ったり。

毎回のまかない作りも実は仕事と同じ要素がぎゅーっと詰まったプロジェクトです。美味しい料理を社員・インターンに届けるためにチームを作り、それぞれ得意分野の野菜カット担当と調理担当があり、みんなのアイディアを取り込みながらまかない作りに奔走します。
お寿司もピザもあるけれど、手作りの美味しさにはなかなか敵わない...みんなの「美味しい〜」の笑顔のために、今日も買い出しに行かれました!笑

そして、弊社まかない担当ブログがnoteへ移行したようです!
↓アイキャッチの写真へのこだわりもハンパないです。こちらもぜひ!


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