建築とTシャツと。丹下さん
こんにちは、ナルミです!
お久しぶりの投稿です。今日は建築とは。について考えすぎてしまったので、メモリーとして残していきたいと思います!どうぞお手柔らかに見守って頂けると光栄です(笑)
昨日の夕食後に、図書館から借りていた「丹下健三」の自伝本を読み始めたら止まらなくなり、その後寝れなくなるほどに興奮してしまいまして
一夜明けた今日、冷静に文字として起こせるようになったので書きたいと思います
元々丹下さんを知ったのは前川國男の元で働いていたという情報と代々木体育館を散歩した時に「これが丹下さんの代表作か〜」と思い、あとで詳しく調べて見たところ意外な共通点があって運命か!!と思った衝撃があります
それは、なんと!誕生日が一緒だったのです!
そう!ドラえもんの1日後の9月4日!(ドラえもんは9月3日)
誕生日が金曜日だと必ずドラえもん特集がテレビでやっていた記憶があります(笑)
それはさておき、
丹下さんは都市と建築物は一体のものとして考えるべきだと国際的に発言をしていた最初の人でした。でも50年以上昔にその考えは日本では広まらず、テクノロジーや情報で街が動き出す未来になる事を20年以上前から言っていました
ですが時代が時代で、建設業界なんて特に古い式たりが多いので理解される事が少なかったように思います(必ずしも全くではないですが)
国際的に見てみると、「広島記念都市計画」で見事大成功に納めCIAM(ヨーロッパの建築家を中心に近代建築を考えていたグループ)に会議に誘われて発言していますし、認められていました
たまたまではありますが、今日で広島被曝から75年。今年はコロナの影響で記念式典も規模を小さくしてやらざる追えない様ですが、この本の中でも広島の事は書かれていて、幼少期に広島で育った丹下さんは実際に原爆が落ちた数日後に親戚を訪ねて行った時の様子も書かれていました
ここ最近私は1950年を基軸にモダニズム建築について深く調べているのですが、この原爆と関わったアメリカの建築家アントニン・レーモンドも出てきて、原爆について頭をよぎらない日はないです。心より原爆の被害者、家族に追悼の意を表します。そして、繰り返さない為にも昨今の米中関係悪化に対して憤りを覚えます
さて、話を戻しまして本の中で特に感動した文があったので紹介したいと思います
『かつて空間はものとものを切り離すものとして見られていたが、それとは反対に、空間があることによって、ものとものが結びつけられ相互関係ができてくるのである。-中略- しかし、情報化社会では、知識や感覚や情緒、そして心といったものが重要になってくる。-中略- 私は、時代様式を持つことによってのみ、建築と、都市環境はより人間的なもの、人間の心に訴えるものになると信じている。』(丹下健三~一本の鉛筆から~より引用)
実際、現在はそのような流れになってるのではないかと思います。テクノロジーが進んできたことで、人間がやれる事の幅が広がったと同時に心が重要になってきたのではと感じています
そして、もう1つ私がこの本を読んで走り書きしたメモを載せます
「建築物を建築として見るのではなく、人が使うからこそ、建築である。使わないのであれば、それは建築物としての役割はもう終えてしまっているし、人が使う物を、また作るべきなのではないだろうか。モノで溢れている世の中だからこぞ、そのモノを使う側が自分で取捨選択できるモノでありたい」
内容が汲み取りずらかったら申し訳ないです。つまりは、使わないモノは壊し、使うものは残す。部屋でいうなら断捨離。そんな考えに至ったのです
もちろん街というスケールで言うならば、壊す事で心が失われる建築物もあります。そういう建築物は使われている建築であると考えます
でもそうでないモノは記念物ではなく、ただの飾り。それよりは新しく人の心に寄り添えるモノを作る方が良いのでは?
そんな風に考えたのでした。なんで、そんな事を思ったのだろう?
恐らく、丹下さんの様に素晴らしい建築家が設計したモノであっても、壊し新しく作る事も重要だと考えさせられた瞬間が度々あったからなのだろう。たぶん
建築物は使う人の魂が宿って生きているから。最近はそんな風に考えています
話が少しだけ逸れるが、最近Tシャツ作成にハマっていまして、今はまだ自己満だけで作っているのですが
作るからには建築の様に考えたいなんていう思考に発展してきまして、
その人の生活に沿ったデザインで、ラインナップで、その人自身が映る鏡の様なTシャツを提供したい
そんな風に考えています。やっぱり使う側が取捨選択できるTシャツ(建築)でありたい。なんて考えているのです
普段生活していると、誰しもが生活にこだわりが出来てきます。「この家電だけは外せない」や「友達の傾向」、「いつも持ち歩いているもの」などなど
例えば、Aくん自身を隅の隅までイメージして、実在していそうな人物を作り、その生活に沿ったモノを提供したい
つまり、建築で言うところの外観。靴やアンダーウエアは内装。そんな風に落としました
まだそのAくん像が完成しておらず、どんな服を着て生活して、暮らしているのか見えてきていませんが、出来たらまたご紹介します!
小説家になりたい。建築家になりたい。が繋がって、人の生活を想像して利用する人に合わせたモノを提供する
いい感じに最近は勉強しながら暮らせています(笑)
なんだか面白くなってきました!またね!
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