常青

To be the Blues. 断言口調、感傷だらけのエヴァートン印象論

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To be the Blues. 断言口調、感傷だらけのエヴァートン印象論

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スタンフォード・ブリッジの遭難者

① 20200308 チェルシー4エヴァートン0  酷い試合だった。  ピッチ上のあらゆるエリアでチェルシーの選手が躍動し、エヴァートンの選手は後手に回り続けた。タックルを恐れ、飛び込まずにただ棒立ちでリアクションするだけの442ラインディフェンスは、早い縦パス交換やスピードあるサイドからのえぐり、ジルーの気の利いたポストになす術もなかった。  点差は内容を悉く反映したものだった。いや、それ以上の点差に値したかもしれない。さらに、このスタンフォード・ブリッジでの目を覆う

    • 003: いとも容易い

      ① 20191226 対バーンリー(H)  我らが「アンチェロッティのエヴァートン」の初戦である。  この一戦は元々別の興味があった。アンチェロッティ着任がトントン拍子に決まらなければ、ダンカン・ファーガソン暫定監督が指揮を執るはずだった。そこで「気持ちと運動量とロングボールと」で見事チェルシー、マンチェスターユナイテッド、アーセナルと無敗で乗り切った暫定監督が、初めて立ち向かう種類の敵をどう攻略するかが注目されたわけである。  「キング・オブ・ロウブロック」。その異名

      • 002:発言選集 (20191220-25)

        ①カルロ・アンチェロッティ(エヴァートン監督) チェルシー時代のエヴァートンとの対戦について。 「私はグディソンでもスタンフォード・ブリッジでもエヴァートンに勝ったことはないんだ。モイーズは悪夢さ!FA杯でもベインズの終了間際のゴールでやられた。今でも彼を思い出すよ!」 ②ファルハド・モシリ(エヴァートン共同オーナー) エヴァートンの監督という仕事について 「私が思うに、とても難しい仕事だ。何故ならホームで連敗しただけでファンから勘当されるからね。若い監督にとっては対処

        • 001:跳ぶ前に見たかい?

          ① カルロ・アンチェロッティである。  シウヴァ解任後、取り沙汰された監督候補の中にモウリーニョだのシメオネだのポチェッティーノだの、大物の名前が混じるたびにクラブオーナーの叶わぬ希望を想って一笑に付し、現地サポのBring back Moyesを溜息交じりで眺めるここ数年毎度おなじみ繰り返されてきた光景、だったはずなのだ。  クラブは降格圏から僅か3ポイントの16位。成績的にも最早「古格」以外に誇れるものの無いクラブが招聘できるのは、せいぜい同じくPLボトムハーフに沈む

        スタンフォード・ブリッジの遭難者