100-7=喜怒哀楽
「今日は西暦でいうと何年ですか」
「昨日は何を食べましたか?」
「100から7を順番ずつに引き算していってください」
あなたがこのようなことを聞かれた場合どう思うだろうか。
バカにされたと思う人もいるかもしれない。素直に答える人もいるかもしれない。
しかし、世の中には答えることができない人もいる。認知症とはそのような症状が強く表れることである。
1.認知症になった人の悲しみ
世の中にはいろいろな人がいる。いやな奴いい奴たくさんいるが、誰一人として「加齢」には勝てない。
認知症はいろいろ原因があるが加齢が原因でなることが多い。
どんなに優秀でもどんなに愚かでも、どんなに世の中に嫌われていても好かれていても、長生きすればするほど認知症のリスクはあるのだ。
認知症だと診断された人の中には
「どうして私だけが認知症になったんですが?」
このように質問する人もいる。
誰もが平等に受ける悲しみが存在することがある。
2.認知症はグラデーションである
一度認知症になったらどのような状態になるのだろうか。すべてのことを全部認識できなくなってしまうわけではない。
例えば起き抜けは調子がいいが、夕方になると認識力が衰えてくるなど、調子の波がある。
認知症の人を「あっちの世界の人なんだ」なんて色眼鏡で見ることはやめたほうがいいだろう。
人は生まれたときからすでに少しづつそうなっていくのだ。
3.最後まで喜怒哀楽は残る
認知症になった場合でも喜怒哀楽は残る。
感動や怒りなどの感情は残るのだ。
だから、認知症の人でも決して仲間外れにしないでほしい。みんなで決めていくことが大事なのである。
そして認知症になったとしても、自分自身を感動させることは忘れないでほしい。また、周りも寄り添って感動を共有していくことが必要である。
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