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友人にCheers!


1時間半前のメンタルをひとことで表すとしたら
『滅』という字を選ぶ自信があるくらいに

地の底まで落ちていた、そんな私の気持ちを掬い上げてくれたのは
『転職したい』とぼやいている元同期だった。

彼は私の前職の同期だ。
彼が婚約者と同棲を始めてからは、あまり連絡を取らないようにしている。

いや、そうじゃなかったとしても多分
連絡は頻繁に取っていない。

私にとって彼は大事で最高な友人の1人であることに変わりはないのだが、

私は彼を一度だって恋愛対象として見たことはなかったし、
この先もなさそうということをお互いに分かっているので

たぶん、互いの波長とタイミングがあった時だけ、その一瞬だけ、凄い勢いで連絡と情報交換をする。

今日はうっかり、暫くは忘れていたい人のことを思い出してしまって、
いつもなら、歌を高らかに歌って楽しいだけのバスタイムが、悲しみを広げていくようなシャワーの熱さを辛く感じる時間だった。

だが、そんなことを思っていたことをわすれてしまうくらいに、彼との仕事談義がたまらなく楽しかった。

彼が今の会社に転職した時の話、
今の会社の話、勉強しなきゃいけないこと
私の転職先の業界の話。

どんだけ仕事に生きてるんだって、思われそうなくらいには話した。

アラサーOL。元同期の友人と仕事の話で救われる。

頑張りすぎも良くないけど、
夢中で語れることがあるのと、それを飽きずに本音で話せる友がいるのは何よりの幸福かな。

ありがとう。これからも飽きずに語ろう。
君が結婚する時は多分お祝いのエッセイを綴ると思う。

私たちの間に恋愛感情は存在しないけれど、本当に友人として大事だ。

君の幸せを願って。

#エッセイ
#男女の友情
#仕事

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