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東京事変へのスキを語りたい ~事変は満足させてくれない編~

私の大好きなバンド・東京事変への愛を語りたい―。
というだけのシリーズものです。

「東京事変ちょっと興味あるんだよね~」という方や、私と同じように(あるいは私以上に)事変を推す愛好家の方々が、これを読んで、画面の向こう側でウキウキ・ニヤニヤしてくれることを想像しながら、スキを語ります。

前回は、「どうして事変を語りたくなったか」というお話をしました。

今回は本題に入って、「事変のこんなところがスキ!」を3つに(どうにか)しぼって書きます。

1.作曲者クイズができる⁉ メンバー全員が作曲

東京事変はメンバー5人全員が作曲します。

私は、椎名林檎さんソロの楽曲ももちろんスキなのですが、東京事変のほうがもっとスキです。
その最大の理由が、この「五者五様」の曲を楽しめるというところです。

5人の作曲はそれぞれの特徴がよく出ています。愛好家歴の長い方は、曲を聴いただけで誰の作曲か分かるんじゃないかと思います。
私は、新しいアルバムを聴くとき、初めは歌詞カードなどを見ないで、「これは○○が作った曲かな?」と推理するのが楽しみです。

ちなみに5人の楽曲の特徴を、私なりの言葉(主観)で表現するとこんな感じです。

▼椎名林檎(Vox)
・おどろおどろしい曲、もの悲しい曲が多い(笑)
・半音の使い方が不気味っぽさを醸し出しているのでは
・優しい曲からはじけた曲まで幅広い
修羅場」「永遠の不在証明」「女の子は誰でも」など

▼亀田誠治(Bass)
・ピュアで、ハートに真っ直ぐ突き刺さる感じ
・王道的な動きが多い
・と思いきや、急に渋くてクールなものをぶっこんでくる
閃光少女」「透明人間」「空が鳴っている」など

▼刄田綴色(Drums)
・素朴で情熱的
・だけど実は展開が丁寧
「ほんとのところ」「猫の手は借りて」(としちゃんの曲、もっと聴きたいですね…)

▼浮雲(Guitar)
・一番特徴的でわかりやすい
・おしゃれなコード
・お漬物とか美味しいおつまみみたいな感じ(伝われ)
OSCA」「ただならぬ関係」「選ばれざる国民」など

▼伊澤一葉(Key)
・清らか、キレイ、美しい旋律(語彙力…)
・林檎の作曲と聞き分けるのがちょっと難しい
・けど、ぶっとんだ展開(曲調の大きな変化)が来たら確定
キラーチューン」「赤の同盟」「黒猫道」など


うーん、もっと語彙力と楽典の知識があれば、的確にお伝えできるのかもしれないですね…。

ちなみに『color bars』というミニアルバムは最たる例で、5人それぞれが作曲(作詞も!)を手がけた作品です。

1. 今夜はから騒ぎ (椎名林檎)
2. 怪ホラーダスト (伊澤一葉) 
3. タイムカプセル (亀田誠治) 
4. sa_i_ta (浮雲)
5. ほんとのところ (刄田綴色)

2.意表を突くライブアレンジ

ライブアレンジの多様さも事変の醍醐味のひとつです。
一口に「アレンジ」といっても、種類がいくつかあります。

たとえば…
①原曲にはないフレーズが入る
②原曲とキーが違う
③次の曲にシームレスでつながる

原曲と違うアレンジの数々は、5人の技術とセンスだからこそ為せる業ですよね。

ライブの度にいろんな曲でアレンジがあるので、「あぁ、そのフレーズ良い…」「うぉー、その曲からこの曲くるか!」と飽きることなくライブを楽しめます。(アレンジ強くて何の曲か一瞬分からなくなることもありますが笑)

強いてデメリット(?)を挙げるとすれば、カラオケだとライブVer.を歌いたくても歌えないことですね(笑)

数あるアレンジのなかでも、変化が一番激しいのが「ミラーボール」という曲ではないでしょうか。
私の知る限りだと事変のソロライブでは3回演奏されているのですが、その3回とも大きなアレンジが加えられています。

ちょっとフレーズが違うとか、キーが違うとか、そういうレベルではなくて、もはや別の曲だろ!というくらいの変化をしています。

1回目はCD音源化の前にライブ(「Just Can't Help It.」)で初披露されたバージョン。
2回目は「Spa & Treatment」で披露されたバージョン(CD音源に一番近いアレンジ)。
3回目が「Discovery」で披露されたバージョン。

※ぜひ3バージョン聴き比べていただきたいところなのですが、”公式で”アップされているものがこれしかありませんでした。

3.クライマックスはアウトロにあり。

椎名林檎ソロ名義の楽曲にも当てはまることですが、事変の曲のクライマックスはアウトロ(後奏)にこそある、と私は思っています。

林檎さんは、幼少期からバレエ音楽やクラシック音楽などを好んで聴いていて、「歌モノとかにはほとん興味がなかった」そうです。
ゆえに、楽曲のインスト部分に対するこだわりも強く、そういった面がアウトロのカッコよさにつながっているのでは、と私は推察しています。

もちろん、イントロからサビまでの部分も素晴らしいのですけど、その高まったボルテージを絶頂まで引き上げてくれるのがアウトロなのです。

私の一番好きな曲「恐るべき大人達」も、アウトロが特に好きで、アウトロだけでずっと聴いていられます…。(4:00あたりからアウトロです)
夜にドライブしながら聴いていたいですよね(車持ってないけど)。


アウトロが「気持ち好い」曲は、間違いなく私の好みです。
「永遠の不在証明」も、アウトロだけで曲が完成しているくらい洗練されたアウトロです。(アウトロは3:14ごろ~)

これも事変愛好家あるあるかなと思うのですが、カラオケで後奏カットを入れられてしまうと、アウトロを聴きたくても聴けないんですよね…(笑)
まぁ、所詮は打ち込み音源なのでリアル演奏には程遠いのですが。

まとめ

今回は「事変のこんなところがスキ!」というテーマで3つお話しました。

5人の作る曲それぞれに特徴があって、ライブでは原曲と違う様々なアレンジが楽しめて、ずっと聴いていられるアウトロがあって―。
事変だけはどれだけ聴いていても飽きが来ない。私を満足させてくれないのです。


ってか、こんな自分のスキをただただ書き連ねてるだけの記事で本当にいいのか、と今さらになって不安になってきました(笑)

まぁ、万人受けは望んでいないので、一部の方々に刺さってくれればいいかな。

みなさんの「事変のこんなところがスキ!」もぜひ教えてください!

次回からは、メンバー一人ひとりにフォーカスを当てて、スキを語ろうと思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ぜひまた読んでくださいね!

~Merci!~

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