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ぞうきん、モップ、ホコリトリ
わが家の愛犬の毛がずいぶん伸びてきた。
毛量が多いビションフリーゼなので、
トリミングからひと月も経たないうちに
ボサボサになる。
ぞうきん、モップ、ホコリトリ。。。
昔読んだ今は亡き鈴木るみこさんの『パリの
すみっこ』(マガジンハウス)という本の中に、
「パリのぞうきん犬」というページがある。
引用させていただくと、
パリの犬を大きく分類すると、ぞうきん、モップ、ホコリトリに分けられるような気がします。
タイトルの写真に使用したアヴリルというワンコについては、こう書かれている。
ぞうきんは、アヴリル嬢に代表される洗いざらしたタオルぞうきんのようなぐりんぐりん。彼女はそういう毛並みの犬種なのですが、あまりお風呂に入れてもらえなくてもこうなるのか、昔はよく、こんなぐりんぐりんが、みすぼらしいおばあさんと一緒に
トテチテと歩いていました。
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ぞうきんとは決して蔑称ではありません。
よだれまみれのぬいぐるみのような
その毛並み。
信じられないほど人間的なその表情。
あんたたち、
自分のこと犬だと思ってないでしょ?
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「あんたたち、
自分のこと犬だと思ってないでしょ? 」笑
うちのワンコは、どの状態だろうか。
ぞうきん? いや、モップかな?
ホコリトリとも言える。
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すれ違った男の子がお母さんに、
「ママ!あのワンちゃん、シロクマみたいな歩き方だね!」と。 笑
昔買った大切な犬のぬいぐるみも、かなりのぞうきん犬だ。タンタンの絵本に付いていたスノーウィのぬいぐるみ。
年季が入り、うす汚れ、ぞうきん度に磨きがかかっている。
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ぞうきん犬2ショット
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120946073/picture_pc_e9f224d02e965366410ece7ef2e892a7.jpg?width=800)
きれいなまん丸になるトリミング後もいいけど、
私はボサボサの方が好き。
昨日夕さんぽで、ご近所のフレンチブルドッグくんに出会った。
いつもは人見知りするのに、珍しく私に近寄ってくれた。私がしゃがむと、膝にのぼり、顔ベロン攻撃をしてくれた。
子豚のような「フンガフンガ」とか「ゴーゴー」が混ざったような声(鼻息?)でグイグイ来てくれるので、後ろに倒れそうなくらいだった。
フレブルちゃんの特徴のぺちゃんとした大きな鼻と口でグイグイ来られたので、よだれというか、”しぶき”を浴び(笑)、「激しい!激しい!
笑笑」と大笑いをして受け止めていた。
ああ、そうか!!
短毛種だから、よだれを拭く口周りの毛がないから、しぶきが飛ぶのか!
じゃぁ、ウチのワンコは、口の周りの毛が
ぞうきん、いや、ハンドタオル代わりになって
吸い取ってくれているのだなと妙に納得した。
ちょっとベタベタする自分の頬を感じながら。
『犬っていうものの正体は、犬の形をした愛』
幸せは暖かい子犬。
Happiness is a warm puppy.
いつもオーバーの中に子犬を入れているような、
ほのぼのとした気持ちで日々を送れるといいだろうな。
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ウィスット・ポンニミット(タムくん)
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