駄文、此処に綴る
皆さん、御機嫌よう。
私の名前は果敢無 四季、しがない物書きをしている者です。
初めましての方が大概でしょうし、特に語ることはございません。ですが、タイトルにあるように私はこの場で駄文を綴るのです。私にとっての駄文が誰かにとっての名文であるように、はたまた誰かがこの文から何かを得られるように、心から願っています。では、本文をどうぞ。
漫画を描く人間や小説を書く人間がシナリオを練る時、または登場人物を作る時、彼らは何をどう考えて作るのだろうか。
私には分からないし興味はないが、面白くない創作物というのはこの時点で既に面白くないものだろう。
これから漫画や小説を書こう、創ろうとするならこれだけはしっかりと考えて欲しい。
そのキャラは、本当にそう考えるのか?と。
創作物にはその人の人間性が宿るとはよく言ったもので、その人が体験した事、今まで歩んできた人生が色濃く反映される。
まぁ、皮肉った言い方をすれば虐められっ子ならば上手く虐められる描写を書けるという事だ。
それは主観的に体感できたことは誰にだって上手く表現出来るという意味になる。
たまに、人とコミュニケーションを取れない人間はいい物が作れないと聞く。これらはトラックメイカーであろうが作家であろうが漫画家であろうが変わらない。
これは私も賛成で、言い得て妙だと考える。何故ならば、人とコミュニケーションを取るということはその人の考え方を理解すると言うことになるからだ。
自分以外の他者を理解することと創作になんの関係があるのかを今から少し解説する。
まず、先に説明した通り「自分が経験したことを書くことは誰にだってできる」という事実を逆説的に考えれば「自分の経験したことの無い事象は書くことが難しい」となる。
この逆説を初めにしっかりと理解せず作品を作ると大抵自己投影された下らない駄文に成り下がる。 (知っている限りだが、上手い作家はこれらを感覚的又は論理的に理解している)
なら、自分が経験したことがないことを書くためにどうするのがいいか。私なら自分で試す、人伝に聞く、本やインターネットを使ってそれらの情報を集める。最後にそれをしている人を観察する。
自分が試せることなら試すに越したことはないが、自分ではどうにもならないこともある。それを人伝に聞いたり、自分で調べてみたり、している人に見学させてもらったりをするわけだ。
本やインターネットで調べられる程度ならまだいいが、ネットに転がっている情報なんて価値の低いものばかりで、価値の高いものはそうやすやすとネットでは見つからない。
言うなれば焼肉用のタレを作るためにネットで調べて得られた情報と、老舗屋さんの秘伝のタレくらいの差がある。
そんな秘伝のタレレベルの情報を求めるとなると、それはその人に聞くしかないだろう。だから、コミュニケーション能力が大事なのだ。
コミュニケーションの取れない人間は調べ物にせよなんにせよ人に聞くという事をしない。まずはそこを改善しない限り、先へ進むことは無いだろう。
さらに、情報だけではない。キャラクター制作にもこのコミュニケーションというのが関わってくる。
語弊のないよう言い換えると、多種多様な人の思考に理解を示すことができるかどうかという部分だ。
人の思考、思想が理解出来るというのはかなり重要で、自分以外の事を理解できない人間はキャラクターが往々にして自己投影されたものになる、この傾向は特に主人公に多い。
エッセイならまだしも、物語小説ならそれはいけない。できるだけ魅力的な主人公でなければいけないと考えるはずだ。
その魅力的な主人公というのも様々な視点から考えなければ分からないはずだ、自分から見て魅力的でも他人からすればそうは見えないかもしれない。
とまぁ、今日の私の駄文はここまでにして、続きはまたの機会にでも出すとしよう。この文章に意見がある場合、ぜひコメントしてほしい。否定的なものでも構わない。これを読んでくれた誰かがどう思ったかを知れるだけで私は嬉しい。
最後に、私は現在アルトマインドというグループでシナリオ担当として創作活動を行っています。そちらもお暇なら検索して読んでくれると幸いです。
では、また私が暇な時にでもこんな下らない駄文を綴らせていただきます。さようなら。
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