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Alt_Mediumの2023年3月のお知らせ

こんにちは。
春を感じます!主に私の目と鼻がそう言っています!
今までそんなことなかったはずなのに、もうこれは花粉症だと認めないといけないのでは?と思うほどくしゃみが止まりません。困りました。

ということで、Alt_Mediumから2023年3月のお知らせを致します。

東京・高田馬場にあるギャラリー、Alt_Mediumで3月に開催される展覧会は下記の通りです。

※情報は掲載当時のものです。最新情報は各リンクをご確認ください。

●●●●3月開催される展覧会●●●●

2023年3月10日(金)~15日(水)
ニット展示「cue」

2023年3月10日(金)~15日(水)
ニット展示「cue」

〔展覧会概要〕
『私たちは服を作っていいのだろうか。』
文化服装学院ニットデザイン科の学生7名が、
それぞれの表現で編む。解く。編む。

素材提供: 金泉ニット株式会社

〔参加作家〕
熊崎 竣祐 | 谷川 里帆 | チョ ウォンビン | 橋本 菫 |
平津 楓 | リョウ コウセツ | 渡邉 光咲

《展覧会詳細》
https://altmedium.jp/post/708849690205093888/

2023年3月17日(金)~22日(水)
小林安祐美 個展「reflects of memory」

2023年3月17日(金)~22日(水)
小林安祐美 個展「reflects of memory」

〔展覧会概要〕
服が無くてはならない存在になっている今の時代に、無くてもいい服の存在が多く見受けられることに違和感を抱いています。
でもそれは、服が人々を魅了すると言う裏付けでもあります。
自分のアイデンティティとなる、分身でもある服に愛着を持つことは必然なこと。
服には持ち主の記憶や思い出、その全ての風景を内包していると信じているから。

自身は約7年間アパレルブランドでの販売員を経験し、幾つもの記憶の始まりに立ち会ってきました。
その経験から得た二つの視点について、この7年間で撮影されたスナップ(他者)と、分身である服(自分)に本展覧会ではフォーカスを当てています。

自分の目で見た風景と、他者の目で見た風景は、同じ記憶として重なるのか。
たとえ同じ時を過ごしても、思考や感情、時の流れの感じ方は違ったもの。
もはや他者の風景に自分と言う存在がいないとも考えられてしまう。
それでも自分の記憶には確かに在る。
実態のないそれを実証してくれるのは、自分の分身である服たちなのかもしれない。

自分の目で見たもの、他者の目で見たもの、思考や感情、時の流れの感じ方が違ったとしても、私たちは同じ時を過ごし、同じ風景を見ていました。

〔プロフィール〕
小林安祐美 / KOBAYASHI Ayumi
1993年 東京都生まれ。
日本大学芸術学部 写真学科卒業。
大学在学中から、人と服との関係性を追求した作品を制作。
品川キャノンギャラリーにて卒業制作 「時を纏う」が選抜され展示を行う。
2017年〜アパレル・セレクトショップにて販売業務、Instagramのフォトクリエイティブやイベント時の撮影を担当。
2019−2020年に単身渡英。ストリートスナップ、アルバイト先のInstagramのフォトクリエイティブなどの撮影を行う。
「人、服、時」の繋がりを辿り制作をしている。

〔Website〕
https://ayumikobayashi.com/

《展覧会詳細》
https://altmedium.jp/post/708850698723442688/

2023年3月24日(金)~4月5日(水)※木曜休廊
林朋奈 個展「JOY!」

2023年3月24日(金)~4月5日(水)
林朋奈 個展 「JOY!」

〔展覧会概要〕
写真。写真。写真。写真!!!
私の頭の中はいつも写真でいっぱいです。
いつだって目は何か探しているし、日々のちょっとした変化でも「写真にどう影響するんやろ」とそんなことばかり考えてしまいます。
登山家の山野井泰史さんが「山登りを知ったときから、ずっと発狂状態なんだ。」と仰っていたそうです。
その言葉を夫から教えてもらった時、私も写真に出会ってからずっと発狂状態やああ。と激しい共感を覚えました。

私は撮影に行くのが大の苦手です。
「写真を撮らなきゃ!!」と意気込んでしまい、自分のイメージや物語の範疇にある窮屈な写真を撮ってしまいます。
そんな写真を見ていても目は全然喜んでくれないし、あーあ。自分のために写真を被写体を利用してしまったなあ。と虚しい気持ちになるだけです。
なので私は、撮影に行きません。
んじゃあどうやって写真を撮っているかというと、いたってシンプルで生きる日々の中でです。
通勤しながら、お茶しながら、ぷらぷらと遊びながら…。
意気込んでいない時の方が、あっ!っという光景を素直な気持ちで撮ることが出来ます。

それはなんだか不思議な感覚で、意識はしっかりとあるのに私の意思じゃないような、得体のしれないなにかに私を乗っ取られたような…。
きっとカメラが私を使って写真を撮っているんじゃないかなあ。
そんな時に撮れた写真は、私のイメージや物語を超えカメラが見つけてくれた被写体のエネルギーがそのまま写った写真になる事が多い気がします。
自分が撮ったはずの写真ですが何度見直しても、本当に私が撮ったんだろうか。と思うほどです。

そう考えると、カメラを持つ私にとって自分のイメージや物語は不要なのです。
なので私は、出来るだけカメラに私を使ってもらえるような私でいる事を日々心がけています。
出来るだけ太らない。とか。自分の事で悩みすぎない。とか。
太ると血が濁って動き鈍くなるし。自分の事で悩んでると考えが先に出ちゃってシャッター押せないし。
そのぐらいのことを心がけて、あとはカメラが教えてくれる光景に身を任せるのみです。

そんな積み重ねが、目の喜びや生きる喜びとなっていくのです。

− 林朋奈

《展覧会詳細》
https://altmedium.jp/post/708850784165609472/

●●●2月に開催された展覧会アーカイブ●●●

東京工芸大学 バライタファインプリントゼミ「MODERN MONOCHROME」

2023年2月3日(金)〜2月8日(水)

木村美代子 個展「Feelings between A and B」

2023年2月10日(金)~15日(水)

●●●●取り扱い書籍のご紹介●●●●

岩崎美ゆき『この海は、泳ぐためではありません』

※表紙が2種類ございますので、ご注文の際はお好きなタイプをお選びください。
また掲載内容は同様です。

2019年に岩崎美ゆきがAlt_Medium(東京)で発表した作品「この海は泳ぐためではありません」にさらに作品を加え一冊の本にまとめました。

本作では岩崎は自身とは縁のない式根島を撮影しています。
いまだ手つかずの自然を残しながらも、人為や天災によって徐々にその形をかえゆく土地を岩崎は、“少し閉じながらも変わりゆく場所” と表現しています。
そこに立っていた岩崎の風景と、そこに立っていない鑑賞者が見る“写真に写った風景”。
それぞれ対峙した際に生じる風景の揺らぎ感じる作品です。

また巻末には小川七によるテキストも収録。

〔作家プロフィール〕 https://signandroom.stores.jp/news/63f489a0e2f3b635a8b5880c

撮影:岩崎美ゆき
発行:UMINARI
デザイン:横澤進一
サイズ:210×267 mm
ページ数:44頁
発行年:2022年
状態:新品、フルカラー、ソフトカバー

《書籍詳細》
https://signandroom.stores.jp/items/63e21d3934e0177d801c3202

Alt_Mediumではスペース利用者を随時募集しています。
卒業制作の学外発表や、個展、グループ展などを計画されている方はどうぞこの機会にご検討ください。
展覧会開催ははじめてという方から、ベテランの方まで幅広い作家様にご利用頂いております。
展覧会についてご不明な点がございましたらお気軽にご相談ください。
※学割、リピーター割引もございます。

〔ギャラリー詳細〕
http://altmedium.jp/

***

【お問い合わせ】
Alt_Medium
〒161-0033
東京都新宿区下落合2-6-3 堀内会館1F
TEL:03-5996-8350
E-mail:inquiry@altmedium.jp


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