Alt_Mediumの2024年5月のお知らせ
どうも〜
5月です!4月の終わりくらいから怪しんでいたんですが、もしかしてもう春は終わる感じですか?
せめて5月中は春らしく、コートなしで長袖と半袖を両方楽しみたかったのですが……。
ということで、こうなったら仕方ありません。
みなさん水分補給には気をつけて!
そんな感じでAlt_Mediumの5月のお知らせです。
◤5月開催される展覧会◢
※現在開催中!
2024年4月19日(金)~5月1日(水)
片岡俊 個展「Life Works」
〔展覧会概要〕
片岡俊は1984年京都生まれ、2010年より写真家として活動を始めました。
その活動の当初より「自然」と「人」の関わり合いに着目した写真作品を制作しています。
本展では、その作品制作の始まりから現在までの月日をかけて手掛けられた、一つの庭を舞台にした写真作品「Life Works」を発表いたします。地面に落ちた種子の一粒から始まる緑の色彩は、発芽の度に場所に変化を及ぼし続け、作者はその変化を手繰り寄せるように写真に撮り続けています。そこには植物のみならず場所に関わる人々の手の跡が予期せぬ形で混ざり合いながら共存していました。深々と満たされた緑の中で連綿と続けられた営み。その傍らで今もなお撮り続けられている本展をぜひご覧ください。
展覧会に合わせて、赤々舎より写真集『Life Works』を刊行いたします。
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人が植物を求め営み共生すること。人が移り変わり場所が姿を変えること。それはこの場所に限らず幾多の場所で、数え切れないほどに存在しているのだと思える。繰り返され、めぐり流れるものに末路はないのか。庭という限りある空間を見つめることは、私たちが暮らすそのそばに連綿と続く、植物と人の重なりを知ることだった。緑に触れながら目を瞑るとき、その境界線が混ざり合う。溶け入るような命の住処に私はいる。
−− 片岡俊 写真集『Life Works』より
〔作家プロフィール〕
片岡 俊 / KATAOKA Shun
写真家。1984 年生まれ。
「自然」と「人」の関わり合いに着目した写真作品を制作している。
〔個展〕
2022「Life Works」(DELTA / KYOTOGRAPHIE Permanent Space / 京都)2019「Life Works」(大阪ニコンサロン / 大阪)
「Life Works」(銀座ニコンサロン / 東京)
2018「Parallel Leaves」(YAK / 京都)
2016「吸水」(galleryMain / 京都)
2010「Touch」(id Gallery / 京都)
〔グループ展〕
2017「CITYRAT press. Photo Exhibition」(イロリムラ89画廊 / 大阪)
2016「Three and Eight」(Zen Foto Gallery / 東京)
2015「KAWABA NEW-NATURE PHOTO SPECIAL EXHIBITION」
(川場村歴史民俗資料館 / 群馬)
2013「INDEPENDENT LIGHT‘UNTITLED PHOTOGRAPHY SHOW 02’ 」
(Play / 大阪)
〔受賞〕
2021「KYOTOGRAPHIE Portfolio Review Award 2021」DELTA Award2020
「THE BACKYARD Pitch Grant 2020」ファイナリスト
2018「東川国際写真祭ポートフォリオオーディション」準グランプリ
2014「KAWABA NEW-NATURE PHOTO AWARD 2014」グランプリ
〔展覧会詳細〕
https://altmedium.jp/post/202404kataokashun/
2024年5月3日(金)~15日(水)
村越 慧 個展 「Objet series Ⅱ 〜Yokan〜」
〔展覧会概要〕
私たちの身の回りのものを取り上げてレンズを通して解剖するObjet(オブジェ)シリーズ。
ものに対して私たちが持っているイメージは記憶とともに構成され一人一人漠然としており、儚く漂う雲のようである。人間の目の視点は非常に動的で、もののイメージは瞬間的な記憶の積層と要素の抽出でできているのではないだろうか。
このシリーズではレンズを通してものに対峙して、ものの持つ新たな一面を探求する。第1作目の卵(2023年1月Alt_Mediumにて展示開催)に引き続き、今回2作目の視点の対象は、人工的な形と不思議な質感、独特の深みをもつ羊羹である。
〔プロフィール〕
村越 慧 / MURAKOSHI Kei
1993年 東京都出身
2017年 慶應義塾大学文学部卒
2019年 東京綜合写真専門学校卒
スタジオ勤務の後、栃木県益子町を拠点に撮影の仕事と作品制作をしている。
〔Website〕
https://www.kei-murakoshi.com/
〔Instagram〕
https://www.instagram.com/k.murako/
〔展覧会詳細〕
https://altmedium.jp/post/202405murakoshikei/
2024年5月17日(金)~22日(水)
北原 千恵美 個展「Harmonia」
〔展覧会概要〕
パンデミックがあり、その後身近なものに目を向けることが多くなった。幼少期から慣れ親しんできた場所や東京で暮らす身近にあるもの。
自然も建造物も、人々を騒がせる世の出来事にただ無関心でそこに存在している。
知らない土地に入った時のストレンジャーな自分とは違い、私と風景の間にはそれほどの境界線はなく今ここにある自分を実感することができる。
その空気を存分に飲み込み、風景は流れていく時間と私の中で共振し心地よい流れを生み出す。
〔プロフィール〕
北原 千恵美 / KITAHARA Chiemi
長野県生まれ。東京都在住。
ライフワークで森や自然の中へ赴き作品を制作している。
〔Website〕
https://www.chiemi-kitahara.com/
〔展覧会詳細〕
https://altmedium.jp/post/202405kitaharachiemi/
2024年5月31日(金)~6月5日(水)
成子祐子 写真展「鏡の盾と平均台を征く」
〔展覧会概要〕
不確実な世の中を歩き続ける為には自分を守る強靭な盾が必要だった。
だが私が手に入れたのは、鏡のように美しくも脆い盾だった。
自分を守る武器でありながら、自分自身の弱さや未熟さやあらゆるものを映し出し、容赦なくそれらを跳ね返してくる。
自分が歩いている平均台のように細く不安定な道は、誰かが用意してくれた安定した広い道ではない。何も存在しない場所に一つだけ置かれた高く細い道は、歩くだけでも恐怖で足がすくむ。だがその周りに幾つも同じ高さの平均台が存在する場所までたどり着けたなら、安定した広い道のように進んでいけるのかもしれない。
自分を取り巻く不条理な現実と、自分自身の未熟さを受け入れながら、いつか辿り着くであろう場所を探して、細く不安定な日常を今日も歩いて征く。
〔作家プロフィール〕
成子祐子 / NARUKO Sachiko
自己表現の手段としてカメラを手にする。写真の基礎・表現等を学びながら現在に至る。
今回初個展となる。
〔グループ展〕
2024 GOTO AKI+池谷修一WS 修了展「写真の実践と研究-第3 期-」
(AL / 東京)
2023 GOTO AKI+池谷修一WS 修了展「写真の研究と実践Ⅱ 第1回展」
写真集参加(AL / 東京)
安達ロベルト×Gallery Camellia 写真講座グループ展
「À Chloris PART C」(門天ホール /東京)
安達ロベルト×Gallery Camellia 写真講座グループ展
「À Chloris PART B」(Gallery Camellia / 東京)
2022 安達ロベルト×Gallery Camellia 写真講座グループ展
「20 期受講生展覧会 時間旅行」(Gallery Camellia / 東京)
Apprecie Academy 中西敏貴写真講座修了展
「6期2nd ステージ修了展」(Nine Gallery / 東京)
東京INFINITY グループ展「街」(富士フォトギャラリー / 東京)
東京INFINITY グループ展「MY HOME」
(キヤノンオープンギャラリー2 / 東京)
2021 安達ロベルト×Gallery Camellia 写真講座グループ展
「14 期・15 期受講生展覧会 光と時」(Gallery Camellia / 東京)
Apprecie Academy 中西敏貴写真講座修了展
「6期 1st ステージ修了展」(Nine Gallery / 東京)
2019 東京INFINITY グループ展「MY HOME」「KEHAI」
(富士フォトギャラリー / 東京)
〔受賞〕
2018 「第43 回JPS 日本写真家協会展」 入選
〔展覧会詳細〕
https://altmedium.jp/post/202405narukosachiko/
◤4月に開催された展覧会アーカイブ◢
戸室健介 個展「exhibitions #2」
郷 正助・辻原 周 二人展「鳥とクジラ」
◤取り扱い商品のご紹介◢
篠田優『Fragments of the place 2017-2019』
本作は、篠田が2016年に旧長野県信濃美術館の閉館に際した企画展に招聘されたことをきっかけに、その閉館から長野県立美術館の新設までを追い、映像と写真の両面から撮影を行ったものです。解体されゆく建築の姿を克明な像としてとどめ、ときに見過ごされがちな細部へと視線を注ぐその実践は、記録の遂行と共に記録を問うような営みでもあります。 本書籍の構成は、読者が篠田のまなざしの位置に立ち、あたかもその過程を追体験するかのような、クロノロジカルなものになっています。またそのような時間の進行は、建築を取り囲む草木や空、そこに住まう鳥や虫の四季折々の姿と相まって、長野県信濃美術館をある土地に息づいていたひとつの存在として、読者に認識させる一助ともなり得るものです。
なお、写真集末尾には作家本人によるテキストに加え、現在長野県立美術館で学芸員をつとめる松井正氏による寄稿文が収録されています。
撮影・テキスト:篠田 優
寄稿:松井正
出版:喫水線
協力:長野県立美術館(旧長野県信濃美術館)
翻訳:パメラ・ミキ、髙島友希乃
校閲:宇田川賢人
装丁:岡田和奈佳
印刷・製本:八紘美術
サイズ:200 × 290 mm
ページ数:184頁
発行年:2024年4月11日
状態:ハードカバー、コデックス製本
《書籍詳細》
https://signandroom.stores.jp/items/662773fe2a10e4164789977d
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卒業制作の学外発表や、個展、グループ展などを計画されている方はどうぞこの機会にご検討ください。
展覧会開催ははじめてという方から、ベテランの方まで幅広い作家様にご利用頂いております。
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※学割、リピーター割引もございます。
〔ギャラリー詳細〕
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