見出し画像

展覧会開催時にありがちな不安③〜会期は長い方がいいのか?〜


どうも〜

ここから突然読み始めてしまった人はこちらをご覧ください。

もうここまでくると書ききれるような気がしてきましたが、いつもそうなんですけど最初はいいんですよね。最初は。

ということで今日はタイトルの通り会期は長い方がいいのか?について書きたいと思います。
読むのがだるい人はここで終わっても大丈夫なように先に結論だけ言いますが、結論としては“展覧会による”です。

なんて、そんなこといっていたらもともこもないね、という感じですが、会期を長くすると来場者側が自身のスケジュールにゆとりを持って調整することが可能という利点があります。
しかし、会期を伸ばすことで1週目と同じように来場者数が増えるかと言うとそれは難しい問題で、結果的には長かろうが短かろうが会期の最後の方に慌てた様子の人たちが「よかった間に合った!」と口々に言いながら来場するので、会場側としては1週間開催と2週間開催で来場者数が大幅に違うかと言われると、そんな気はしないです。

じゃぁ2週間開催のメリットなんて特になくない?と思うのですが、今まで開催した中で会期を長めに取ってよかったなぁと思うこともあり、その場合の多くはキャリア、知名度が豊富で展覧会への期待度が高いと予想される展覧会でした。
ちなみに2週間開催しても「短すぎていけない」、「タイミングが合わない」などとインターネットに書かれることがありますが、この場合は会期を1ヶ月にしたら来てくれたかな〜?でもそれは無理なんだよなぁ〜と思った方が気楽なので気にしないことにしました。

とはいえせっかく制作して、会場設営をするんですから1週間で搬出してしまうのはもったいない気もしますよね。
私はAlt_Mediumで開催された展覧会には「もうこのまま一生展示しといてくれないかな」と思うことがめちゃくちゃあるのですが、仮にそうしたところで誰も得をしないという異常事態になるので理性でその考えを押さえ込み、常に正気を保っています。

というかここまで書いておいてなんですが、もしも来場者数を細かく気にするのであれば、会期を長くするよりは、開催時期にどのくらい休日・祝日があるかを考えた方が有効な気がします。
作家によってはできる限り会場にいたい、来場者によっては作家に会いたいという場合もありますし、そうした場合は平日よりは休日(祝日)が多い方が作家・来場者双方にとって嬉しいですよね。

そういえば昔、Alt_Mediumである夏の時期(7〜9月前半くらい)の予約が全く入らないので、どうしてだろうと思い聞き取り調査をしたところ、学生の方数名が「夏休みは実家に帰りたい」と言うのでそういうものなのか〜と納得したことがあります。
しかし、その次の年は夏の時期の問い合わせが多く、結果的に何組かお断りする事態にもなったので、そうした言説は信じないことにしました。

なんだかんだ言いましたが、来たい人はいつ開催しても来ます!過去事例ですと、平日のなんでもない日だったとしても「今日しか来れないので来ました!」という遠方の方も少なくありません。
だからみんな好きな時期に展示しよう!
そして、どんな時期に開催しても来れない人は少なからずいるんです!もうこれは仕方ない!

だけどできればたくさんの人に見てもらいたいですよね。
なので、会期日数や時期問題以外で、できるだけ来場者数が増えるにはどうしたらいいかということについてまたいずれ書けたらなぁと思います。
(真面目なみなさんはお気づきかと思いますが、私がこう書くのはおそらく二回目です!)


おしまい!
ばいば〜い

===

Alt_Mediumではスペース利用者を随時募集しています。
卒業制作の学外発表や、個展、グループ展などを計画されている方はどうぞこの機会にご検討ください。
展覧会開催ははじめてという方から、ベテランの方まで幅広い作家様にご利用頂いております。
展覧会についてご不明な点がございましたらお気軽にご相談ください。

*学割、早割等各種割引もございます。

〔ギャラリー詳細〕
http://altmedium.jp/

***

【お問い合わせ】
Alt_Medium
〒161-0033
東京都新宿区下落合2-6-3 堀内会館1F
TEL:03-5996-8350
E-mail:inquiry@altmedium.jp

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?