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環境と人へのやさしさが両立できる施設って?【R&D新棟の魅力に迫る vol.2】

こんにちは。note編集部です。

以前、誰でも働きやすい施設として仙台開発センター(古川)新棟を紹介しましたが
環境にもやさしくありたいという思いから
省エネ・創エネの工夫がたくさんなされています。

省エネオフィスと聞くと
薄暗いオフィスで、夏は暑さ、冬は寒さと戦いながら仕事をするイメージが湧いてしまう人もいるのではないでしょうか。

これでは環境に優しくても「誰でも働きやすい」とは言い難い…。

特に新棟がある宮城県大崎市は、最も寒い1月の平均気温は0度という寒冷地です。
この地で環境にもやさしく、働く人にもやさしくあるために
どんな工夫をしているのか見ていきたいと思います。

我慢を必要としない省エネ

働く人が一番実感できる省エネ対策といえば
空調と照明の調整でしょうか。

新棟ではセンサーを多く活用したきめ細かい温度調整を行っています。

従来の建物ではフロアごとに温度を監視して一律制御をしていました。
温度センサーは1フロアに1つほどで、
センサー付近の温度を基準に温度調整を行っていたため、
場所によって寒い(暑い)という違いが生まれたり、
必要ない場所にまで過度に空調を使用したりという現象がありました。

そこで、新棟では30平米ごとにセクションを区切り
人感センサーを置いて細かく制御することとしました。

セクション内に人がいる場合は最適温度に設定しますが
いない場合は空調を緩和し省エネにつなげます。

照明についても同じ考えです。
セクションで人の有無をセンサーでとらえ
人がいる場所には電気をつけ、いない場所は幻灯もしくは消灯します。

自然光で十分な場合は照度を落とし省エネに貢献します。

でも自然光なんて窓側にしか入ってこない…と思われた方!
実は中央吹き抜け最上部には窓がたくさん並んでいて
社屋内には自然光が降り注いでいます。

この窓から自然光が入ることで日中の照明使用量が削減できるとともに
自然換気の役割も果たしてくれます。

この他にも、高断熱化や雨水利用、節水トイレ、サーバー室の熱活用、アモルファストランスの利用、高効率モジュールチラーの採用…などなど省エネ施策が盛りだくさんです。

また、使用するエネルギーを減らすだけでなく、エネルギーを生み出す創エネも行っています。

屋上には太陽光パネルを載せられるだけもりもり載せました。
その発電出力のトータルは500kW(定格出力)です!
ちなみに家族4人分の年間消費電力をまかなうのには
だいたい出力4-5kW設備が必要とされています。

これらの取り組みにより、新棟は
Nearly ZEB認証 を取得しました!!

省エネと創エネにより、
従来の建物で必要なエネルギー(基準一次エネルギー)の25%以下のエネルギー使用量に抑えることのできる建物が獲得できる認証です。

快適に安全に健康的に過ごせるオフィスを目指して

やわらかな自然光が入り、細かい温度監視で適温が維持される
心地よい空間。
従来の省エネオフィスのイメージとはだいぶ異なるのではないでしょうか。

自然にやさしい建物らしく、周りには多くの植栽があり常に緑に囲まれた空間で働くことができます。

リフレッシュスペースも多く設置しており、ソロワークスペースや、テラスのワークスペースもあり、気分によって働く環境を選ぶことも可能です。

また、いざというときに社員や地域の皆様の命を守れるよう、
水害を想定し建物の地盤を高くしたり、
災害時も使用できる自然換気窓を設置したりするなど、
あらゆる災害を見越したBCP計画をもとにした建物になっています。

このように環境だけでなく、社員の働きやすさにも配慮した結果、
健康性・快適性の面から建築物を評価するシステム、
CASBEEウェルネスオフィス」の最高評価であるSランクを獲得しました!

新棟のもう一つの楽しみ方「隠れアルプスアルパイン」探し

新棟で働いている方、また今後来訪予定のある方は
新棟の中で「隠れアルプスアルパイン」を探してみてください。

アルプスアルパインロゴのAの左側の角度、
ここと同じ角度が社内のオフィス内の様々なところに隠されています。

例えば、吹き抜けにせり出している会議室の側面、
ここはロゴのAの角度と同じです。

床や天井、階段にも隠れアルプスアルパインが潜んでいます。
少なくとも10か所以上に隠れているようですよ。
新しい隠れアルプスアルパインを見つけた日は
いつもより少しイイ日になるかもしれません。

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