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ライラック杯【短歌】に参加します


これは家の茶室の外側からのものですが、躙口にじりぐちは茶室の約60cm四方の小さな出入口です。着物を着て裾を揃えたまま出入りするのは至難の業です。


 

毎年万作の花の咲く頃、お雛様を飾ると言います。万作は葉のない時期に花が咲くので黄色の花がよく目立ち良い香りがします。
春一番に「まず咲く」が語源のようです。
また、豊年万作を占う植物で花言葉の「神秘」もそんな力が宿るからだと言われています。


五衣いつつぎぬは十二単の内衣です。
平安時代、女房装束の下重ねの五枚の衣で、重ねの色目によって「桜重ね」「梅重ね」など様々な呼称があります。

栄花物語・若水
女院よりのご装束は五衣をえもいはず匂はせ給へり

「匂ひ」は臭覚の匂いではなく美しく咲くような見た目の美しさです。


長襦袢ながじゅばん頬赤らめて木瓜ぼけの花
ぞうりの音も躙口にじりぐちまで】

【万作のかほり訪れ飾る雛
同じ顔して笑う吾子かな】

【振り仰ぎ牡丹桜の五衣いつつぎぬ
うつむく君の匂ひぬるかな】



ほぼほぼ俳句に付け足しの短歌です😆
よろしくお願いします🙇‍♀️


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