見出し画像

LUCKY TAPES "Blend"全曲レビュー

LUCKY TAPES New Album "Blend"リリースおめでとうございます!全曲レビューと大層なタイトルにしたものの、自分用の感想まとめです。音楽知識はほぼほぼないのでお手柔らかに…!!

01. Interlude

雨音が印象的な導入曲。30秒ほどながらも、 "Blend" の世界に入っていくためにトンネルをくぐっている気分になる。

02. BLUE feat.kojikoji

M1から間髪をいれずに始まるところにまずこだわりを感じた。マスタリングも高橋海さんがされたとどこかで伺っていたので、アルバムの楽しみにしていたが早速!!と思わずにこにこしてしまう。すでに何度も聴いている楽曲だったので、安心感もあったものの不思議と新鮮な気持ちにもなった。流れるようなフレーズとkojikojiさんの気持ち良い歌声は、夏の夜の匂いのような緊張感と心地よさが混ざる。

03. No Sense

20代なりたてでもない、40代にはまだ遠い。新人でもベテランでもない社会人に思い当たる節がある歌詞だと思った。期待と不安がぐちゃぐちゃに混ざり合う気持ちをすっと落ち着かせてくれる、働く私たちへのエールソング。「Actor」ツアーでの未発表曲はこの曲だった気がする。

04. Actor (Blend ver.)

もう何回も聴いたこの曲も、 "Blend" 仕様に着替えて新曲を聴いたような気分になる。1番と2番のギャップに驚くアレンジは、まるで映画のよう。リリース時にアップされたMVもこのアレンジで改めて観てみたくなった。

05. Trouble

気持ちの良いイントロから始まり、ウイスキーを氷で少しずつ薄めて飲んでいるような感覚のまま、ラストで急に突き放されて夢が醒める。M5に限らず連続リリースの楽曲に共通して言えることだが、どれもインストで聴いても曲として完成しているから、今回の限定盤のDisk2は本当にありがたい。

06. 3:33

雨音で始まったM1に対して「雨音すらも聞こえない」M6。砂糖を混ぜながら溶かすような音が印象的。「いつの間にか雨音は止んで」というM5の中の物語なのか。もう少し聴き込むと何かが分かるような気がする。分からないままでもいいけれど。

07. 生活

ライブで弾き語りを聴いているようで、息をするのタイミングがわからなくなってしまうほど聴き入ってしまうような…。これまで華やかなアレンジが続いたところで差し込まれたシンプルなM7は、今回唯一の漢字タイトルということもあいまって異質さを感じた。

08. ランドリー

M7から歌始まりのM8につながり、重厚なインストを聴いて更にM7が印象に残る仕組みに思わずため息が出る。「Actor」ではスーパーヒーローになれないことを警告するのに対し、こちらでは「主人公にはなれやしない」と言う。どっちのときもあるよね。

09. Mars

配信ライブの映像が印象的な楽曲。全員で手を振っているような、どこか大団円のような雰囲気がある。地球とは違う星がタイトルということも含めて、異世界とも異次元とも違う非日常感もおぼえる。ちなみに最後のブロックで流れる音はメロトロンという楽器らしい。このサウンドからも非日常を感じる。

M10. Over

先日投稿されたティザーの時から期待していた楽曲。軽々と駆け抜けるような勢いがある。とにかくおしゃれなインストにやられ、低めのボーカルにやられ、ずっとやられてばっかり。「必死に生きてる」を必死に歌わないかっこよさ。

M11. Happiness feat.ハル

前作に収録されていた「Joy」を彷彿とさせるハッピーなトラック。ハルさんははじめましてだったけれど、優しく力強い歌声がとても素敵。1日の終わりをこの曲で終わらせたい気分の日はがんばった日だからちょっといいスーパーカップを食べてもいいよね。

M12. Blue feat.kojikoji (Acoustic)

M11でエンディングを迎えた後のボーナストラック的なポジション。kojikojiさんは息を多く使って儚げに歌っていて、高橋さんはより優しく歌っていて。(実際に違ったとしても)一緒に歌っている様子が目に浮かぶようなアコースティックバージョン。ライブで聴きたい。

Bonus track. クレイマー (Demo)

自粛期間インスタに突如あがったセッションの音源化。デモ音源がCDで手元に残るのが嬉しい。タワーレコード特典だが、他の法人特典もジャケットのシールなのでどちらも手に入れた…と思ったら枠の色が違う……!"Blend" おかわりしようかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?