水を得た魚 5
割引あり
「かつて、雛形圭一さんと正美朋子さんは、なにを隠そう私と同じイルカだった」イルカはそう言うと、水中にもぐり込んだ。
僕は「待って、イルカさん!!」と言った。朋子は「圭一君、私、このままじゃいけないと思う、行こう!!」と僕の手を持った。
すると次の瞬間、イルカが水面から高くジャンプした。
「わぁ」、「高ーい!」、「本当に小林君か?」、と子どもたちが言う。
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