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現場リーダー・マネジャーのコーチングスキルを高めたい!?


もっとリーダーや管理職自身のコーチングスキルを高めて、部下を育てて欲しい、という声はよく聞きます。


しかし、厳しいことを申しますと、そう考える幹部の方のコーチングスキルはどうなのか・・・と思ったりもします汗

ただもちろん、その思いも分かります。確かに大事なことです。


この10何年か振り返ってみますと、業界でも何度かブームがありまして、院内でコーチング研修を行う所も多かったと思いますが、実際なかなか実を結ばなかったのでは、と思います(私は、それを提供する側でした汗)。

また、上司自身がコーチングのセミナーを受講したり資格を取ったりしてきたものの、なかなかチーム内で展開できずにそのまま立ち消えになった・・なんてこともあるでしょう。

これはですね、実際難しいことなのです。



もし本気でやるのであれば、トップ陣のよほどのコミットと内部コーチの育成が必要です。しかし、そこまではなかなか・・・


そこで、現実路線として、職場内で広められるエッセンスとすれば、会議やOJTの場において、質問主体の介入をしていくことと、承認の文化を定着させることだと思います。


あとは、実際に1on1セッションを「する側」「される側」を常に体験することですね。(この時も、面接者ばかりがしゃべってしまっては、元も子もありませんが...)


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ですので、リーダー個々がコーチングスキルを発揮する、というよりは、前提として、コーチングの風土をいかに作っていくかの方がはるかに大事ですし、



1on1もそうですが、普段の声かけレベルからいかに質問での問いかけや、ワンポイントでの承認をしていくか。日々の業務というのは、それぞれが忙しく、時間もなかなか取れませんからね。たまたま居合わせたまさに「今!」が大事だったりします。


じゃあそれは一体何のために?

といった時に、ざっくりとは雰囲気・風土の改善ですが、そのためにもやっぱりES(従業員満足度)の向上や、エンゲージメントの向上を目指したい。

今実際、「エンゲージメント」が「営業利益率」「労働生産性」へのプラスの影響をもたらすことが研究としても言われています。
https://www.lmi.ne.jp/about/me/finding/detail.php?id=14


だとすれば、コーチングを学んできた個人が、組織に対して展開していく、というのは孤軍奮闘でいかにも焼け石に水感が否めないですし、やはり「スキル」というよりは、むしろどう部下を支援するかという「マインド」が大事だと考えます。

そのコーチングマインドあふれた関わりとか教育が、単なる付け焼刃のコーチングスキルを振りかざすよりもはるかに効果的な人育てに繋がっていくのです。


ですので、もしリーダーのコーチ力向上に着手するのであれば、まずそこからではないでしょうか?!



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