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柳生・ファクト・ファイル 【柳生十兵衛がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!】

・『「やっぱワシ、超強いから陰謀など無用」宗矩はそう悟るや否や、即座に家康の首を刎ねた』(柳生王朝正史 建国の章”ザ・ライズ・オブ・柳生”より抜粋)

・我々の知る世界と柳生バースの分岐点は柳生宗矩が徳川家康を殺害した瞬間である。それ以外のあらゆる異常性は柳生バタフライエフェクトによって自然発生したに過ぎない。柳生の持つ因果力とはそれほど強力なのである。

・家康を殺害するように宗矩を唆した人物が何者かは未だ定かではない。あるいは…

・十兵衛はキングコブラに噛まれたことがある。二日苦しんで、死んだ…無関係の三千人が。(十兵衛の八つ当たり)

・十兵衛には彼自身も知らぬ間に彼を護衛する直属部隊『月風連』がいるという。十兵衛自身が常軌を逸した強さの為、彼らが必要となることはほぼ無いが、彼ら自身もおぞましき剣鬼の群れなのだ。

・宗矩が帝を弑し柳生朝を興し、和暦から柳生暦へと改められた。柳生暦3年、宗矩の「活人剣じゃ剣禅一如じゃいうちょっても、わしら人の血で飯食っちょるようなもんじゃないの!暦にもドス効かせんでどうすんの!?お!?」との勅諭に基づき、年数が柳生暦37564年へと改められた。以降、年数は37564年のまま固定されており、実際に王朝が興ってから何年が経過したかは曖昧となっている。(柳生一族は異常な長命であるため宗矩初め大半が未だ存命であるが、少なくとも家康の死後数百年は経過しているものと推定される)

・柳生一族の脅威を恐れた世界の列強による共同結界により、日本を囲む海には越えられぬ暴風が吹き荒れており、鎖国状態が長年続いている。しかし、暴風結界の微かな隙をついて入ってくる諸国の情報からは、不沈帝国アルマダ、毛沢東主義民主アステカ、武侠王朝「梁」、機動武闘帝国ネオ・ナチス、テスラ科学振興財団、ミスカトニック研究学園都市などの勢力の存在が示唆されている。そして、日本を取り囲む暴風結界の規模はこの数年で急速に縮小を始めている。審判の日は近い…

・十兵衛が表敬訪問した自治体住民の死亡率は150% 。100%が十兵衛に斬られて死亡し、残りは真っ二つになって二回死ぬため。

・暴風結界を乗り越えて稀に海外から流れつく漂着者や物品などの影響もあり、我々の知る現代と柳生バースの科学水準や文化は奇妙な部分一致をしばしば見せる。これは歴史という巨大なうねりの持つ、自己修復作用によるものだろうか?その影響もあり、柳生バースの日本で今最も人気のゲーム機は柳生暦37564年に発売されたピピンアットマークである。

・尾張柳生の祖、柳生如雲斎は尾張一帯では狂的に崇拝されている。かの地で流行性特異感冒(インフルエンザ)・E-ウイルスが流行した際に、ウイルスを目視で全て斬り伏せて感染拡大を食い止めた逸話からだ。

・柳生如雲斎は柳生歴37564年の大塩の乱でツイン大塩ライフルに巻き込まれて死亡したとされているが、その後も彼の姿を見たと称するものは後を絶たない。本当は死んでいなかったのか、あるいは…

・宗矩の側近として仕える天海の正体は森宗意軒である。

・十兵衛の好物はオムライス。

・この世界の建築基準法に定める建築物の設備基準は『絶対ェ壊れねえし絶対ェ焼けねえし、敵一匹通さねえ無敵の要塞』(原文ママ)のみであるため、事実上全ての建築物が違法建築扱いである。なお、唯一の例外であった江戸城は柳生暦37564年に機動化改修を終えた為、準拠法が建築基準法から道路運送車両法に変更されている。(人力なので軽車両扱い)

・十兵衛は二振りの刀「英霊頑刀」「武利裏暗刀」「亜露頑刀」の三本を用いている。時空が歪んでいるためその総数は一本であったり四本であったりとまちまちである。

・十兵衛の最終学歴は天才大学 脳学部。意外にも高学歴である。

(柳生・ファクト・ファイル おわり)


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