黙示録15

シェイドウォーカーズ(用法用量には個人差があります)

「連中が占拠したのは第三管区浄水槽。ここではトルマリン波動で強化したEM菌『ありがとう』の詠唱で区内全体の飲料水を浄化している。万一の場合、都民の健康被害は甚大だ」

デジ拳銃の残弾は三発。敵はあと一人だが、奴の手には起爆装置。ブリーフィング内容が頭をよぎる。一発で仕留めないとマズい。深呼吸する。

耳孔イヤホンに通信が入った。「ビビるな、ケン。弾道補助魔法で支援するから、一発でキメろ!」相棒のシェイドウォーカー、ゼクだ。

俺は覚悟を決めて銃を構える。


AD2018 ネオ・トウキョウ


”大厄波”以降の世界では科学とオカルトの境界は失われた。

混沌電脳都市の荒事屋は二種類。

ハイテク賞金稼ぎ『サイバーサーカー』。

そして、現代に蘇った魔術師。薄影を歩くもの。
その名は―


シェイドウォーカーズ









ただ、その、誰も気づいてないんだけど、彼らの"魔術"って効き目は、全く…いや、気休めくらいには…なるかも…場合によっては…


(続く)

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