ガラスのうさぎ

なんで戦争になるのを止められなかったの?

小学生の頃、夏休みの宿題で「ガラスのうさぎ」の読書感想文を書いた。何年生だったのか思い出せなくて、この本が読書感想文の指定図書になったのを調べてみたら、おそらく私が小学1年生のとき。さらに、その時中学生用の指定図書だったので、さすがに指定された年に読んだ訳じゃないな、ということが今回わかった。ということは、きっと数年後、高学年になってから、父が私に与えたのだろう、という想像がつく。

どんな内容の感想文を書いたのかは覚えていない。ただ、読み終わって、私の中に強烈に残った疑問。

「なんでその時の大人は、こんなひどいことになる戦争を止められなかったの?」

小学生の私が納得するような答えは、当時誰からももらえなくて、そのままこの疑問を握り続けて、私は成長したんだと思う。

当時のこどもの私に、今、この疑問を突きつけられたとしたら、私はなんと答えるんだろうな。その時、聞いたような「どうにもならなかったんだよ」ということしか答えられないかもしれない。

大きな流れの中で、一人の力ではどうにもならないことが多々あることを、大人の私は知っている。でも、だからこそ、この時の強烈な疑問は常に私に突きつけられ続けている。ある意味で、私の原点。

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