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Sunny Days Scenery

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日々の素敵なことや想うこと
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#STAYSALTY

冬を越えてきた旅人たちのこと

長い冬がようやく終わりを告げて、一気に春爛漫となりました。 寒い冬を越えてきた旅人たちを癒し力づけた満開の桜が散れば、いよいよ夏の入り口となるわけです。 浜に集う人々の表情も、冬のそれとは明らかに違う明るさが滲み出ていますからね。 世の中がポジティブなオーラに包まれ始める素敵な季節の到来となりました。 **** 今年の冬は特に閉塞感というか、なんかとても我慢しながら耐え忍んで過ごしてきたような印象があります。 個人的な感覚なので、世の中そうでしたよね?という話ではあり

永遠に夏至に向かう

夏至に向かっている時期はとても素敵で愛おしいと思うのです。 僕は夏が大好きだから、夏に向かうその道程は、光に溢れ、すべての生命が躍動するあの眩い季節へ続く文字通り陽の道、光の道なんだと思っているんですよね。笑 毎年、永遠に夏至に向かっていればいいのに。 なのに夏至が過ぎれば冬至に向かうしかないなんてなんてつまらない世界なのかとがっかりして意気消沈してその瞳から精は失われてゆくのです。。。 なのでせめて、永遠に夏至に向かうかのような風情で生きてゆこうかと思う次第でなのでご

文章

**** Stay Salty vol.33をリリースしました。 今回も「そこにいる人たち」がそれぞれの言葉で、そこにいるだけで魅力的なことを話してくれています。 このマガジンを編集&デザインするときはいつも嬉しくなるのです。 参加してくれている筆者から送られてくる写真と文章にいつも元気付けられますし、言葉ではなかなか伝えられないなんというか漠然とした「勇気」みたいなものを受け取るのですね。 ごく個人的な呪いのような言葉や日記を除いて、文章というものはほとんどの場合、自

ボヘミアンたちの夏

ボヘミアン。 国語辞典では 「「ボヘミアン」とは、伝統的な価値観や社会的な規範にとらわれず、自由で個性的な生き方をする人々を指す言葉である。また、そのような人々の持つ独特のファッションや芸術的センスも指すことがある。ボヘミアンは、自由な精神や独創性を重視し、既存の枠組みにとらわれない生活を送ることを特徴としている。」 としています。 海辺という生活拠点で生きているので、この「ボヘミアン」的な生き物によく遭遇する。 あるいはボヘミアン風味の、という方がピッタリくる場合もあっ

覚悟とか。

aloさん的にはなかなか停滞気味の今年なんですが それでもいくつかの相談事をいただいたり、 古くからのつながりによるお仕事の依頼などもあって 売り上げの回復までには至らずとも、 なかなか忙しい日々を送らせていただいてるという状況です。 それでも、インターネット営業も続けてますし 色々な人に相談したり さまざまなところに顔を出したりと 地道な営業活動は継続しながらも なかなかに厳しい世の中だということを実感したりしてます。 **** そんな中、僕が少年野球団の監督をしてい

邂逅を待つ

邂逅を待つ。 涅槃(ねはん)で待つ。ではありません。笑 邂逅=(かいこう)と読みます。 かいこう 【邂逅】 《名・ス自》思いがけなく会うこと。めぐりあい。 「三十年ぶりの―」 **** 人との出会いが人生の質の全てを決めると言っても過言ではありません。 望み望まざるに関わらず、人の生きる道において、人との出会いは不可欠であって、それぞれの帰路や道端で出会う人たちの数人によって、今の自分へたどり着く道標が作られて行くのですよね。 停滞してたり逡巡しているときは大抵こ

思い描く先には。

なんだか、今年は激動の年になる予感があって、 実際に動き出すことや終わることで確定していることもたくさんあって。 今まで安定していた事柄も急に終わることもあったり。 もちろん新しいことが既に動き出してる事柄もいくつかありますから。 確実に今年は変わるものが動き出すものが多くなりそうだなと感じていたんです。 数人の友人や知人にそんな話をすると、多くの人が同じように、今年は環境そのものや考え方などが大きく変わると感じてる人が多いみたいでした。 でも、それはあくまでも僕と僕の周り

私にとってそれはきっと。

人の歩きゆく道を垣間見ることはとても刺激的だし、自分が向かう道の道標となりうる場合もあります。 でもそれは誰の人生でもそうであるわけではなくて、当然自分にとってプラスになることを期待しての「垣間見たい聞いてみたい」だし、出会えてよかったと思えるくらいにそう思わせてくれる人の道ですよね。 このStay Saltyというウェブマガジンをやっていて強く思うのは、今この時を、前を向いてそこに立っている人の歩いてきた道は、多分にもれず、本当に素敵だし刺激的だし前を向くための指針に溢れ

赦す。

赦す。 「ゆるす」と読みます。 同じような意味でも「許す」とは使い分けられる言葉です。 本家の「許す」とは、相手の願いや申し出を受け入れたり認めることです。 一方この「赦す」は、「罪や過ちを責めない」という時に使われます。 「義務を免除する」という意味もあります。 「許」という漢字には「認める」という意味がありますから、許可を出したり認める場合に使用されるのが「許す」ということですね。 「赦す」は、「罪を犯した相手を罰しない」という意味で使用され、この「罪を責めない・咎め

絆す。

絆すほだ・す【×絆す】 の解説 [動サ四] 1 つなぎとめる。〈新撰字鏡〉 2 自由を束縛する。→ほだされる 「きずな」とあるように、結びつきや繋がりに関連する漢字ですね。 「情に絆される」「けなげな気持ちに絆される」など、心に起因する行動の自由が縛られるときに用いられるようです。 **** 「束縛」という漢字から受けるイメージは一見良くないもののように思います。 でも、絆されたり、虜になったり、釘付けになることは、決して悪いイメージではありません。 心を奪われたり、

寛ぐ。

寛ぐ。 くつろ・ぐ【▽寛ぐ】 の解説 [動ガ五(四)] 1 仕事や心配ごとなどを忘れて、伸び伸びとする。心身をゆったりと休める。気がねなくのんびりと振る舞う。「温泉につかって―・ぐ」「―・いだ雰囲気」 2 窮屈な服装・姿勢などをやめて、楽なかっこうになる。「浴衣に着替えて―・ぐ」 3 能楽で、演者が演能の途中で観客に背を向けていることをいう語。一時的に、その登場人物が、場面から身を隠したことを意味する。 4 ゆるむ。ゆるくなる。 5 ゆとりがある。余地ができる。 ***

冀う。

「冀う。」 こいねが‐う こひねがふ 【希う・冀う・庶幾う】 《五他》強く願い望む。切に望む。 *** より良い未来のために、人は想いを馳せるものです。 時には振り返り、時には後悔しながらも、 常に僕らは前を向いて歩んでゆかなければなりません。 その場その場での逡巡や決断が日々を作ってゆくのに 目の前に現れるそれらの問題は意外と容赦無く、 ほんの短い時間で最も正しい未来への扉を選択しなければなりません。 だから人は道を間違うことだってあるわけなんですね。 そこでや

僥う。

graphic web magazine 「STAY SALTY」のvol.14をお送りします。 **** 今回の文字は「僥う(ねがう)。」 「ねがう」「もとめる」という意味です。 「僥う(ねがう)。」の「僥」は「僥倖(ぎょうこう)」という、「思いがけない幸運」を指す言葉に使われます。 つまり、願ったり望んだりした中で溢れてくること、という意味にも取れるのではないかと。 つまり、まだまだ混沌とした情勢ですが、そろそろ前を向いていろんなことをチャレンジしていけば、幸せなこ

萌す兆しを。

緊急事態宣言下のGWを迎えましたね。 思えば昨年のこの時期。 このCOVID-19が蔓延し、有名人が次々と亡くなられ、未曾有の恐怖と共にみなさんが自粛をされ始めました。 多くのビジネスやクリエイティブが停滞を余儀なくされ、沈んだ世の中のスタートとなった時期でした。 そんな中、世のみなさんの何かの役に立てないかとこのStay Saltyの創刊を決意し、いろんな方々に相談のメールを打って想いを伝えていたのがこの時期だったかと。w **** STAY SALTY vol.12を