私のアルバイト先の賄いが美味しすぎる件

引っ越したお家の近所で見つけた小さなレストラン。元酒屋さんで三代目になる店長が、酒屋の「みかわや」という名前を残したいということで1年前に始めたお酒を売る小さなレストラン。

私の本業はライター＆編集なんだけど、なんだか自分の中で「創る」ということに立ち返りたくなり、少し仕事から距離を置いてみたいな...と思うようになった。ずっと走り続けたから、ライター業と違う空気が吸いたくなったのかもしれない。そんな時に「アルバイト募集」と書いてあったのを見つけ飛び込んでみた。採用してもらってから２ヶ月半が過ぎた。飲食業はほとんど経験がないに等しい。高校時代に喫茶店、京都の今となっては老舗になるclub metroでバーテンダーを3年ほど。それくらいかな...相当なスットコドッコイだからちゃんとできるのか、今でもドキドキする。

お店では、基本的には店長と二人。約20人ほど入るお店、店長と二人で仕事を切り盛りする。店長が料理を作り、私はドリンク、料理のセッティング、フロアでの接客、レジなど料理以外の残りの業務を全部。ランチでは時々満員になる。そんな時には、頭を働かせて20人近くのお客さんをうまく回していかなければならない。今まで使っていなかった脳を起動させている感じがする。私が働いている2ヶ月の間に、随分とお客さんが増えた。それもそのはず。

店長のつくる料理は、一言でいうと「美味しすぎる」＆盛り付けも素敵

何が美味しいのかというと、基本的には有機の野菜を使い、お肉や魚など調味料を含めて素材にももちろんこだわっているけど、それ以上に素材の活かし方がうまい。とてもシンプルに味付けをする。

そんな店長が作ってくれる賄いがヤバイ。仕事の最後に出してくれる賄いで、その日の疲れが癒される。

ざっと紹介すると...

↑店長が挽いたミンチで作ったミートボール

↑唐揚げとベジタブルをポン酢であっさり＆タンドリーチキンのおまけ付き

↑届いたばかりのコーンを使った野菜のかき揚げ＆あら汁と梅キュー＆おまけにシフォンケーキの切れっ端

↑サバのカマ焼きの野菜添え＆前日店長と話をしていた豚キムチ＆だし巻き＆店長の奥さん手作りのカップケーキ

↑これは超〜美味しかった！天然ブリの刺身がランチで残り、それでブリしゃぶを作ってくれた。ポン酢で。唐揚げのおまけ付き。

↑この日は、残り物の寄せ集め。...にしてはゴージャス。

↑超新鮮なアジのフライ、お刺身にきんぴらごぼう。

今日の賄いはまだお客さんが一人残っていたので写真が撮れなかったけど、今日の定食と同じ、サバに有機トマトのソース チーズ入り＆あら汁。超ゴージャス＆今まで食べた中でNo.1の旨さ。

店長の仕事っぷりは、正直尊敬に値する。学ばせていただくことだらけ。料理への愛、お客さんへのもてなしの心、アルバイトへの心遣い。何よりも面白すぎる。私の辛辣ブラックジョークもブラックに返してくれるし、色々なことに興味があるから話をしていても楽しい。ここでアルバイトさせてもらえて本当に感謝だな〜と思いながら仕事をしている。

こんな美味しい賄いを食べさせてもらっている以上は、私も何かできることでお返ししないと...と思い、看板のイラストを描いたり、メニューを手作りしたり色々と装飾関係を担当させてもらっている。実は、それもすごく楽しい〜。

目白に来たら、駅から歩いて約10分、「みかわや」にぜひお立ち寄りください。ランチは11時半〜14時半まで。ディナーは18時から23時まで。

店長のお母さんです。今は仕事はしておりません。ちなみに、私がアルバイトに入る前の写真です。店長は、桜田淳子に目が似た（笑）丸い感じの男の人ですw

店長が飲んで納得したものだけを置いているワインや日本酒、焼酎は自信を持ってオススメします！

あっ、これ以上忙しくなるのもな〜と思う気持ちも正直あって、あんまり宣伝しないで、賄いで美味しいもの食べてんだぜ自慢だけをしようと思ったら、いいお店なのでやっぱりちょっとだけ宣伝したくなってしまいました♡

そして、私と言えば、本業の編集＆ライターの仕事もやっております。フラも踊っています。レストランのバイト、違った脳の使い方ができるので、とても刺激になっているのでバランス良く、しばらくはこの状態を続けてみたいと考えている。っていうのか、この賄いに完全に私釣られております。

やっぱり人間って美味しいものを「食べること」が喜びなんだな〜。

教えてもらったことを実践して、美味しいものを家族に振る舞えるようにがんばろ。