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偶然のタトゥー

一昨日、突然アメリカのメタルバンド「Slipknot」のことが急に頭に思い浮かんだ。

見た目も表現もかなり過激なので、彼らが人気だった2000年代、アメリカの高校などでは「SlipknotのTシャツ禁止」という校則を作った学校もあったとか。

演奏レベルは高いし音楽やパフォーマンスはめちゃくちゃカッコイイので、よく聴いていた。
彼らの主催する「Knotfest」という音楽フェスが本拠地アメリカから日本へやって来た時もワクワクしながら観に行った。

2005年頃に一度活動休止したことがあり、それからはライブに行くこともなく、たまに思い出した時に聴く程度になってしまった。

それが、突然頭に「Duality」の出だしのフレーズが流れて、彼らのことを思い出した。

そして翌日。
朝から「People=SH#T」を聞きながら出勤。
爽やかな夏の朝になんともミスマッチな、でもやる気が出る曲だ。

そして夕方になり、授業を終えて教員室に戻った。

私も授業に入っているクラスの、ロシアから来たばかりの初級の学生(女性)が職員と何かの事務手続きをしている。

「こんにちは・・・・ん?!?!?」

黒いタンクトップを着た腕から見えたのは
かなり大きい「Slipknot」のロゴマークのタトゥー。

「えー!○○さん、Slipknotが好きですか?」
「はい、だいすきです!」
「私もだいすきです。日本でConcertに行きました」
「わたしはロンドンでConcertに行きました!」

実はこの週に「好きです(大好きです)」を習ったばかり。
「好きです」が会話として使える驚きと
まさかのおばちゃん先生がSlipknotが好きだったという驚き、
私の方は前日に久しぶりに思い出したバンドのタトゥーが目の前にあるという驚き。
そんな驚きで盛り上がりました。

音楽好きにとって「あれが好き、これが好き」と話している時間は一番幸せな時間。

新しい出会いの中で、こういう会話ができるって、楽しくて幸せだなぁ。

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