見出し画像

ああ、今日も泣きそうだ #14:コンペは航海のようだ

2022/02/04

今年、新しいイベントを立ち上げた。

コアな部分はコンペに見えるが、敢えてイベント名をフェスティバルにした。「カピリナフラフェスティバル」というタイトル名にした。

今年はコンペティションだけではあるが、来年以降は、マーチャンダイズあり、クムフラの講演あり、ワークショップあり、音楽ありと色々と楽しめるものにしたい。

みんなに来てもらって楽しんでほしいのです。そんな想いが強い。

 

今まで、コンペティションにこだわってきた。

競うことで、ハワイの伝統文化/芸能が、そのままに近い形で持ってこれないかを考えていたからだ。

ステージはハワイのクムフラが審査し、まるでそこがハワイになるようなそんな劇的な空間にこだわった。

そこでは、勝つことがすべてではない。むしろその過程が大事だ。どんどん失敗をした方がいいかもしれない。勉強することも多いだろう。

 

メリーモナークの開催目的は、「ハーラウの向上」だ。

弊社のコンペティションの開催目的は、方向性の認知である。

おおよその方向がわかれば、自信をもってその方向に進むことが出来る役割を果たしたい。方向を見失わないようにする、そのためのコンペティションである。

私の中で、そこには「勝つ」「負ける」の概念はない。

たとえて言うなら、みんなで出発する航海のような感じだ。出来ればたくさんの人たちと進みたい。色々な出会いを経験したい。

楽しそうだね。

方向はテーマ、乗船者はキャラクター、海は世界観、行程はストーリー、それらが感じられなければ、イベントはやる意味がない。

感じることが出来るのであれば、乗船した方がいいと思ってもらいたい。

乗ることによって、キャラクターはテーマに向かって動きだし、自分の大切にしている世界観の中で大切なストーリーを紡いでいく。ハワイの人たちが千年以上培って作り上げ守り続けた文化を違えずに伝えていく。

それが、踊っている真実に辿り着く好奇心。

真実に向かうことがテーマであるとしたら、あなたが乗らないと物語は始まらない。

毎年、同じことを繰り返しではなく全く違うストーリー。

その感動する物語を僕はもっと見たいのです。

ああ、今日も泣きそうだ。

アロハラボラトリー代表の篠原が毎週メールマガジンに寄稿しているエッセイ「ああ、今日も泣きそうだ」のアーカイブです。

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?