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解禁!タカアシガニ(高足蟹)。

タカアシガニを知っていますか?生物学上の分類は、紅ズワイガニとほぼ変わりがないようです。今回、解禁の声を聞きつけて、戸田漁港にある「魚清」に、初めてのタカアシガニを味わいに伺いました。

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タカアシガニは、世界最大級のカニと言われています。魚清店内にある大きな生け簀には、15杯程度のタカアシガニが泳いでいました。このカニのほとんどがすでに予約済みなのだそうです。

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1960年ごろに戸田の旅館で提供し始めたのがきっかけとなったタカアシガニ。日本一深く「深海魚の聖地」である戸田で多く水揚げされるのです。フィリピン海プレートとユーラシアプレートの境界「駿河トラフ」に位置していることから、一番深い場所では、水深2500メートルに達するのです。

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では早速注文。戸田名物「高足ガニ」6000円コースと、この時期もう一つの目玉である「エビ」。本日は「戸田産本エビ <ヒゲナガエビ>」が水揚げされたとのことで、エビの塩焼きを単品でいただくことにしました。すると、女将さんが生簀からタカアシガニをピックアップ。

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コースの内容は、
サザエ、冷奴、お刺身、深海魚の串揚げ、高足がにの足3本、かにみそ、ご飯、味噌汁。なんと豪華なライナップでしょう。

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海老の塩焼きは、本エビが10尾、美しくに整列されていました。塩焼きの”塩”には戸田の塩

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蟹が大好き。毎年欠かさず、紅ズワイガニを食べに北陸に通う私にとって、
タカアシガニの味わいはどうだったかというと。。。。

やっぱりおおあじなのです。カニかまに忠実に再現されている、あの蟹の旨味があまり感じられなく。
身がほろほろとほぐれるような感覚もないため、鍛えられた蟹の身を食べていると錯覚するほど、筋肉質。
殻はとても硬いので、必ず刃物で切れ目を入れてもらはないと、傷だらけになりそうです。
大きな甲羅の中の蟹みそは、濃いのは確かですが、やはりコクに欠ける。

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その反面、本エビの塩焼き。これは抜群に美味しかった。塩焼きと銘打っているものの、ちょっと素揚げをしているような食感。戸田の塩には旨味があって、このエビととても合うようです。
10尾もあったのにペロリ。これはうましでした。

蟹のコースに添えられた、お刺身も深海で捕れた魚が多く、壁に貼られたポスターで確認しながらいただきました。

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色々書きましたが、一度は頂いてみるのをお勧めします。

分類:節足動物門甲殻上綱軟甲綱(エビ綱)真軟綱亜綱(エビ亜綱)エビ上目十脚目短尾下目クモガニ科タカアシガニ属

ちなみに紅ズワイガニは分類:節足動物門甲殻上綱軟甲綱(エビ綱)真軟綱亜綱(エビ亜綱)エビ上目十脚目短尾下目ケセンガニ科ズワイガニ属

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さかなや魚清
静岡県沼津市戸田580
0558-94-2114
平日 11:00〜17:00 土日祝日 10:00〜20:00
定休日:不定休
駐車場:10台
http://www.sakanayauosei.jp/index.html




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