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一つのキッカケで大化けした友人たち。エンタメ業界で働く者として考えること。

初めまして。Saygoです。
正真正銘の初noteでございます。シンプルに緊張しています。世界中の人に読まれるんですもんね。

そもそもSaygoって誰なんだよ!

誰も知らない人のエピソードを読むのはしんどいと思いますので、ざっくりと僕の紹介をいたします。

・沖縄生まれ/育ちの30歳男性
・分単位の育児タスクに日々追われている
・娘が2人(3歳と5か月)

「エンタメ業界で働いている」と言っていますが、11月に株式会社レフトステージに入社いたしましたのでまだ10日目なんです(短いな!エンタメのこと簡単に語るなよ!)。なのでもちろん偉そうなことは言いません(笑)。 今回お伝えしたいのは「一つのキッカケで人間は大きく変わる」という事です。

これはさかのぼること10年前の話です。僕が通っていた大学の学科にある伝統があるんです。その伝統は、

“英語を使ってミュージカルをする”

専門が英語でしたので「英語文化/語学を学ぶという目的で英語でミュージカルをしている」んです。恐らく今でもその伝統は残っていると思います(コロナの影響でもしかするとやってないのか・・・?)。

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いくつかTwitterアカウントを発見しました。伝統は脈々と継承されているようです。
琉球大学 英語劇
琉球大学英語劇2014
琉球大学英語劇
琉球大学第35回英語劇〜Zanna,Don't!〜
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話は戻りまして、その伝統ミュージカルは思い出づくりのミュージカルではなく、お客様からお金をいただきますので本気で披露するんです。2年次の冬(確か2月頃)が本番なのですが、2年次に進学したその日からミュージカルの準備が始まります。

基本的に学科のほぼ全員(当時は40名在籍し、35名ぐらい)が参加するのが一般的なのですが、言ってみればミュージカルのど素人の集団なんです。

ミュージカルなのでダンスもしますし、歌も唄います。僕はダンスもしたことが無ければ(小学校の学芸会ならある)、人前で歌を唄ったことなんか一度もありません(人前で唄うのはカラオケで酔っぱらった時と子どもの前で全力で童謡を唄う時のみ)。

もちろんメンバーの中には「ダンスが好き!」、「唄うことが好き!」という人たちも居るわけですが、興行として披露してお金をいただく程のレベルではない訳です。

そんな素人集団が約1年かけて「カタチ」にしていくわけなんです。1年もあれば人は変わります。毎日歌を唄って(アーアーアーアーアー♪等の基礎練習もみっちり)、ダンスをして、英語のセリフを覚えて・・・と1年間毎日続くんです。

僕らの世代は珍しく男子学生が多い学年でしたので(男はとにかくサボる。あの時はすみませんでした。)、上手くいかないこともしばしばありましたが、結果的には成功裏に終わりました。

1年間の練習から解放され普通の大学生に戻る人(僕はそうでした)たちも居れば、「ミュージカル楽しい!!」、「ダンスもっとやりたい!!」、「もっと唄いたい!!」という人たち(原石)が毎年必ず出てきます

僕の学年ではあの夢の国で踊る人が生まれ、海外の舞台芸術フェスティバルで国際賞を受賞する人も生まれました。これって本当に凄いですよね。下の学年では同じく夢の国で舞台監督をしていたり、超有名映画の主題歌を唄う人まで誕生したんです。こうやって書いていると、現実離れした事実に震えています。

何をお伝えしたいかと言いますと一つのキッカケで大きく人生が変わったということです。そのキッカケを与えてくれたのは大学であり、その伝統を残し続けてきた先輩です。今、エンタメ業界に身を置く立場として今後も彼らのような原石を見つけて世に送り出したいと思っております。

しかしながら、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、舞台や小劇場が次々と中止になりました。その舞台や小劇場に足を運ぶ予定だった子どもたち(将来のエンターテイナー)もきっといたはずです。そして何かしらの影響を受けていたはずです(映画SINGの冒頭に出てくるコアラの主人公ムーンのあのシーンです。これは伝わりにくい!)。

僕たちは日ごろ多くのエンターテインメントに触れて生活しています。テレビから流れてくる音楽、ドラマ、映画、カフェで流れるBGM、子どもたちが口ずさむ謎のオリジナル曲ー。これら全てに共通していることは「人」が創っているということです。映画一つとっても俳優さんがいて、カメラマンさんや音響さんなどの制作スタッフがいたりと多くの人たちが関わっています。エンターテインメント業界に従事する方たちが僕らの生活を豊かにしています。

今後も人々の暮らしを豊かにするエンターテインメント業界で働く方々を応援したいー。そして、その作品に触れた一つのキッカケでエンターテインメント業界を目指す子どもたちを増やしていきたいー。そういう活動をここ沖縄からしていきたいと思っております。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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