Almondoの新Value解説!策定の背景から行動例までまとめました。
こんにちは!株式会社Almondo 広報担当の池田です。
現在Almondoでは、「3つのValue」を行動指針として掲げています。
今回は、AlmondoのValueと企業文化をより多くの方に知っていただくため、Value策定チームの主要メンバー3名にValueについて語ってもらいました!
Value設定の背景からAlmondoが目指す組織像まで盛りだくさんの内容となっておりますので、ぜひご覧ください!
プロフィール
▶︎伊藤滉太:代表取締役CEO
▶︎松本悠秀:COO
▶︎佐藤駿:AIソリューション事業統括部
Almondoの3つのValueとその関係
現在Almondoでは、Missionと3つのValueを掲げています。
以下、Company Deck(https://speakerdeck.com/almondo/almondo-company-deck)より引用
—Mission—
—Value—
—MissionとValueの関係—
—行動指針としてのValue—
なぜこれらのValueがAlmondoにおいて重要なのか?-Value解説-
0. 全体背景
Valueというのは、意思決定すべき場面での行動の羅針盤です。この章では、Almondoという会社だからこそ、この時代を生きていくからこそ、これらValueが必要な理由についてお話しします。
a. メンバー全員がValueにコミットすると
ここでは3つの方向性で、Valueの有無による組織状態の違いを説明していきます!
意思決定の速度/質が上がり、Almondoがより盛り上がる
→逆に、Valueが浸透していない=意思決定の共通基準がない場合、
意思決定の迷いや人によるブレが生じる→仕事の質の低下
意思決定が遅い→生産性の低下
提供価値へのコミットを全員が意識できれば、プロ集団として高いレベルで研鑽でき、より成長できる環境になる
→逆に「こんなもんでいいや」が蔓延すれば、意識が低い集団になる
Almondoとしての「正義」「信条」があれば、様々なバックグラウンドの人が増える中でも互いに信頼/尊敬しながら働ける
→逆に、各メンバーが互いの「正義」「信条」をぶつけると、相互理解しきれない場面が増えて、建設的に物事を進めづらくなる
b. なぜ今のAlmondoに必要なのか
現在のAlmondoは、営業を強化し、案件規模・案件数が右肩上がりに増加しているフェーズです。それに伴い組織も拡大し、複数の事業・部門がうまく成立している体制へと整えていく段階にあります。
しかしこのまま行くと、プロジェクトにおいて品質の共通化がうまくしきれていなかったり、顧客対応のばらつきが出たり、開発-営業-人事同士の情報連携がうまくできなかったり、といったリスクも増えていくことが予想されます。人が増えれば、その分だけ業務のクオリティを高く保つために、オペレーションを標準化したり、「Almondo流の良い働き方」を定義する必要が出るのです。
そこでAlmondoでは、Valueとして「Almondoでこんな働き方を褒めよう!」「こんな働き方はやめよう!」ということをメンバーひとりひとりが自覚し、その拡散者になることで、この会社が大きくなっても~~、~~高い品質で業務できるように、そしてメンバー全員が生き生きと活躍できるような環境を作っていきます。
そしてこの先さらに組織が大きくなり、業績も拡大していく成長フェーズのAlmondoだからこそ、大企業病(https://service.gakujo.ne.jp/jinji-library/soshiki/00009/)になりかねないと考えています。
長期的な目線においても、着実に成長していくためには、今のうちから各メンバーの行動がValueに基づき、a. メンバー全員がValueにコミットすると の状態を作っておく必要があるのです。
c. いつValueを使うのか
Valueは行動指針であり、あらゆる意思決定の際に立ち返ってほしいものです。ここでは、特にValueを有効活用できる場面を挙げておきます!
判断に迷う時:例)限られたリソースの中で、優先順位をつけなくてはいけない時→優先順位の付け方は、Value「コトに向き合う」に基づき、いかに先方に価値提供をできるかを軸にすべきである
問題や改善すべきことが発生した時:例)誰かに改善してもらいたいことができた時→その人に対してだけでなく、Value「コトに向き合う」に基づき、プロジェクトをよく進めるためにどう判断すべきか総合的に考える
1. コトに向き合う
プロとして=仕事で価値を生むことへの意識の高さ
仕事は学習や研究の延長ではありません。信頼してもらいお金をもらっているプロである以上、そこに何としても応えたい、顧客へ価値を提供するという誠意を常に持ち、クライアントと向き合うことが重要です。それが次の信頼にも繋がります。チーム全体で
「誰かがやるから自分はやらなくていい」ではなく、自発的に動き、自分からイニシアチブを取れるような人がAlmondoでバリューを出せ、そしてそんな人が、最大限Almondoの環境を生かして成長できる人です。本質的な価値
仕事が生み出す価値とは、クライアント企業に対するものであり、仕事の目的は最終的にはここに繋がるべきです。逆に、タスク管理や顧客折衝も、メンバーが働きやすくなるようにすることも、「価値」を出すための手段です。共創
「価値」はお互いがそれを認め合って初めて価値として成立するものです。相手はどういうことをやりたいのか、対し我々は何を提供できるのかをメタ的に考える必要があります。集中
「頑張る方向を間違えてはいけない」ということも重要でしょう。イメージ的には、物理における仕事Wと同様、「大きな力」で「意味のある距離」に動かすことで初めて仕事が大きくなるという考えです。
自分や他人、人に対して意識が向くとどうしても、「その人が良ければいい」となってしまいます。「価値を生み出すこと」(レイヤーを下げると、プロジェクトの成功など)自体に意識が向く必要があるのです。
-これを意識するとどんな人になれるのでしょうか?
伊藤:
例えば、プロジェクトの成功に真剣に向き合っている人であれば、顧客心理の読み方やそれに対する提案の仕方、メンバーの巻き込み方などを試行錯誤しながら探究していくと思います。
そういう人は、1つの目標を仮置きした時にPDCAサイクルを回すのが早く、そこからのReflectionの力がつくので、他人よりも再現性と体系性のあるノウハウが蓄積しやすくなるんです。そしてそのノウハウはあらゆることに応用でき、プロジェクトだけではなく営業や起業のようなビジネスの場もあれば、交友の場などにも転用が効くことが分かってきます。すると、全ての物事に対して深く思考する癖がつくので、どんどん点と点が繋がっていく感覚が出てきて楽しくなると思います。
-実例を教えてください!
伊藤:
提案の際に、クライアントを勝たせるものであるか?をよく考えるようにしています。より具体的には、実現性はあるか?この提案をやろう!という気持ちにさせられているか?ビジネス上の成果は出るか?など、あらゆる方向性から考え、真剣にぶつかる姿勢がまさに「コトに向き合う」だと思います。
佐藤:
クライアントから見た時にどんな情報が必要なのかをよく考え、情報の優先度をつけること、さらに優先度に応じて質疑内容の想定範囲などを変えて、できる限り定例MTG中などにスムーズに回答し切れるように意識しています。
この意識によってクライアントとの信頼関係を創出し、その関係性をより頑健にし、結果として伊藤が言っている「クライアントが勝つ」施策を我々が実現できるようになると考えています。
-他2つのValueとの違いはありますか?
松本:
2人も言っているように、「コトに向き合う」は、Almondoのソリューション事業において特に必要な考え方であり、社内でも1番重視しているValueです。他2つのValueに比べイメージがつきづらいですが非常に重要だと考えていて、社内で意識の共有ができるように、CEOtalkや締め会などで説明・話し合いの場を積極的に設けています。
2. 実践にこだわる
スピーディーに挑戦
ひたすら仕掛ける姿勢、常に挑戦者という立場、これらはスタートアップの使命と言えるでしょう。不確実な時代なので、正解は求めるものではなく、見つけて作り出すもの。すぐやることが重要。悩んでいても価値は出せない、動いてみることを大切にする。こうした実験精神が求められています。徹底的な実践
一度やると決めたものに関しては中途半端にやったり他責にせず、ちゃんと「意味のある成果」に繋がる形になるように責任を持って取り組む。成功するまでこだわり、最終的な成功に向けた失敗も、しっかり振り返ることが重要です。解を作り出す
「解」は与えられるものではなく作り出すものという考え方です。
-このValue設定の背景を教えてください!
松本:
研究・MLなどスペシャリティを求められるドメインでは、論理や思考が重要になりやすいです。ただし、同時に顧客への価値提供が会社の存在意義である際に、「とにかくやる」ことも意識しておかないといけないのも事実です。
特に価値提供に貪欲である上では、「日々の対応を早く(実践)丁寧に(こだわる)行う」なども同時に必要になってくると思います。実際に社会に対して行った行動のみが価値の社会実装につながるのですから、手元を動かしこだわるというのは間違いなく重要だと考え、こうしたValueが設定されています。
-これを意識するとどんな人になれるのでしょうか?
佐藤:
世の中にある一般的な解やすでに準備されている解ではなく、自らの解を創出できるようになると思います。これができるようになれば、一つのFBから受け取ることができる示唆が拡大し、PDCAを早く回せるようになります。結果的に、成長スピードを非線形化させることが可能になります!
-実例を教えてください!
伊藤:
悩んでいても、まずはメモに書き出して、オフィスに出社して「よし、やり切るぞ!」という気持ちで、自分の思考に歯止めがかからないようにしています。
また、展示会施策などでは、成果をトラッキングしながら、反省も生かして、次はちゃんとうまくいくようにやり切るという姿勢を大切にしています。
松本:
採用などの文脈においては、ペルソナの設定だけでなく、地道にお声がけを行いそのPDCAサイクルを高速で回すなど、Almondoとしてご一緒したい方と出会うためにマンパワーの必要なことも厭わずに行う姿勢も、「実践にこだわる」の例ですかね。
3. 力を掛け合わせる
異なる強みを持つお互い
いまやAIは”専門性”だけが求められるフェーズではなく、いかに社会応用できるかというフェーズになってきており、社会的にAlmondoに期待されているのは、AIの知見を踏まえて、仕事に応用するところです。そのため、AIやシステムの専門だけではなく、それを仕事に応用する際の上流設計なども必要であり、そうした異なる領域のプロが協働することで、本質的な価値が生まれるのです。信頼し、支え合い、高めあう
営業も開発も採用も、ドメイン知識は違えど、根本的な思考法は一緒であり、互いの強みをリスペクトし協働することで、更なる学び合いが促進されます。プロジェクトの成功のために必要な努力/協力をするという関係性でフラットに関わることを大切にし、仕事のパートナーとしての信頼を大切にしていくべきでしょう。全員にとっての「成功」
技術的に面白いことをやればいい、という技術ドリブンではなく、相手目線でどんなことができれば「成功」と言えるかを一緒に探り、達成することこそが、本当に求められていることなのです。
-これを意識するとどんな人になれるのでしょうか?
佐藤:
自分ひとりでは成し得ない成果物を作ることができ、その経験は自分のキャパシティーの上限を解放するものになり、一ヶ月前には想定もできなかった姿を実現することができると思います。
-実例を教えてください!
松本:
お互いのタスクを見える化しておき、誰が何をしているかを共有することで、チーム全体で相互に助け合いやすい環境を作っています!
佐藤:
最近はFBにも力を入れていて、どういう背景、目的を持ったFBなのかをしっかりと明記するようにしています。FBガイドラインも作成していて、全社的にこの意識を浸透させています。FBガイドラインについてはこちらのnoteでもお話ししているので、ぜひご覧ください!
伊藤:
コミットの増減や採用の際には、その人なりのキャリアを歩めるように、その人視点に立った巻き込みをしてきました。Almondoでの経験が本人のキャリアにもたらす価値が最大になるように、経営陣としても全力で向き合っていきたいと思っています。
最後に
ここまでご覧いただき、ありがとうございました!
Valueの作成背景や、それぞれに込めた想いが伝わっていれば幸いです!
Valueに共感してくださった方、身につけたいと思った方、ぜひ以下からご一緒させてください!
▶︎株式会社Almondoについて
▶︎採用について