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第二十四回「妄想リベンジャーズ」

もう今年のコラムも再来週で最後となる。
今年の1月から始まって隔週欠かさず書いてきた。
この十字架はいまだにしっかりと俺の背中にへばりついている。

今回のコラムのタイトルはマジで適当に考えたので気にしないでほしい。
特にこれから俺が得意の妄想話を繰り広げる予定はない。決して。

さて、最近の俺はというと
音楽を毎日のように生み出しては気に入らないものは削除しを繰り返し
夜にはゲームを配信している。

最早もうお前バンドマンじゃなくて配信者だろ!!と言う声が聞こえてきそうだが誤解しないでほしい。
例えば売れていないラーメン屋が一生自分の店から出ずにラーメンを作り続けても誰もその存在に気づかないのだ。
店主は店を出てビラを配ったりだとか挨拶に伺わなきゃいけない。
全てはもっと自分の味を知ってもらうためなのだ。

決して配信者として活動しているわけではないと言うことを
理解してほしい。もちろん、今現在来てくださっているみなさまには
本当にありがたい気持ちでいっぱいです。本当にありがとう。

そんな誤解の解消から始まってしまったのだが
冒頭にも書いた通り音楽は皆様の見えないところで作っている。
何せそれが俺の役割でありジョブなのだから当然なのだ。

最近、自分でもびっくりするような曲が書けて
つい先日事務所にそれを持って行った。

社長も大塚も大変評価してくれて俺はなんというか・・・ホッとした。
これからこの曲がたくさんの人に届くようにと祈って書いたので
しっかりと世に出ることが確約されたのが本当に本当にホッとしたのだ。

いつ出るとかどういう形とかはまだここでは話せないのだが
しっかりと”それ”が出ると言う事をここの記したい。

また、少し前の出来事もここに書きたいので全く話は変わるので
読みにくいかもしれないがどうか理解してほしい。

地元稚内のBAGNAGと言うバンドが解散をする。
17年間の活動を経て。

初めてそのバンドを見たのは確か15歳。
地元に一つしかないライブハウスでは1時間単位で箱を貸出していて
ライブがない日なんかは練習スタジオとして借りることができていた。

そんな中で何やらライブハウスのオーナーと談笑していたのがそのバンドだった。
現メンバーではないメンバーの方々がオーナーと話しているのを見て
俺は「こええ!!!!」と思った。普通に。

ハードコアとなんの関係性もない俺は初めてそのジャンルに触れた。
それから何度もそのバンドを見た。
様々な出来事がありそれも全て抱えながら走り続けたバンドは
「終焉」を決めたのだ。

俺が今よりもっとどうしようもない男だった時
ぶん殴られたし、叱られたことなんかたくさんあった。

それでも「殴られるのは怖いからライブハウスには行きたくない」と言うことにはならなかった。

やっぱり音楽が好きだし、どういう形であれ地元で音楽をしている先輩方の
その背中を見て育った俺には「かっこいい」と言う言葉しか浮かばないのだ。

馬鹿にされても貶されてもそれをグッと腹に入れて黙って音楽をやる。
それって本当に本当に凄い事なのだ。
最初から最後まで筋を通したバンドは俺はこのバンドしか知らない。

だから、俺はその教えをアルマが死んだに入れ込んで
どんなことがあれどこうして生きて音楽をしたいなと思ったのだ。

そんな俺の先輩のバンドが最後のCDをリリースする
よかったら買って聞いてほしい。

伝わる。絶対に。

それと同時に俺の気持ちもわかると思う。絶対に!!!!

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