見出し画像

はじめまして。

わたしは、30代後半(つまりアラフォー)の引きこもり主婦です。わたしは長い間に渡って妊活と不妊治療をしてきました。まだゴールに達していないので、「現在進行形」です。妊活や不妊治療のことは今まで自分の胸の内に秘めてきましたが、治療期間が長くなってきたので思い切ってnoteに綴ってみようと思いました。

今回は、簡単な経歴やnoteを解説する目的などについてまとめてみたいと思います。

漠然とした不安「わたしは妊娠できるの?」

わたしにはもともと生理不順の傾向があり、親戚にも不妊に悩む人が数名いたことから、漠然と妊娠への不安のようなものが結婚当初からありました。結婚から半年間ほどは夫が妊娠のことなど考えられないという状況だったので、低用量ピルを服用して普通に過ごしていました。

30歳を迎えたあたりから、夫にも不安を打ちあけたうえで妊活を開始。しばらくは基礎体温を測ったり、排卵検査薬を使ったりしてトライしました。インターネットの情報を参考にしながら、手探り状態です。

クロミッドを処方されて妊娠、しかし…

数か月後に、検診で訪れた婦人科で相談をし、クロミッドを処方されました。自然周期で体温を測りながら自分でタイミングをつかんでいたので、医師から指導された通りに進めたところ、1回目で妊娠検査薬の陽性がでました。初めてことに戸惑いながらも、初診には早すぎる時期だったので様子を見ることにしました。

このときの嬉しさといったら、言葉では表現できません。数週の間でしたが、仕事をしていても、料理していても、街へお出かけしても、友達にお呼ばれしても、頭の中はお腹の中の命ばかり。特に、この間に大劇場に観劇に行く機会もあったのですが、頭の中は新しい命のことしか考えられずあまり集中できませんでした。

しかし、胎嚢が確認できる前に腹痛と大量の出血が起こり、最終的に流産という結果になってしまいました。

不妊治療のための検査の開始

流産で精神的にも肉体的にも打撃を受けましたが、少し休んで流産の際に診療してくれた婦人科で再度クロミッドを用いて妊活を続けます。今思うと、ここで時間を無駄にせず、思い切って不妊治療専門のクリニックへ行くべきでした。数周期に渡ってトライしましたが、結果が出ませんでした。

通っていた病院では不妊治療の検査を提案されました。そこで一通りの検査をします。最も辛かったのは子宮卵管造影検査(HSG)です。造影剤を用いて子宮の内部の状態を見たり、卵管が通っているかを確認したりする検査です。この検査による感じ方は個人差があるようですが、わたしの場合はかなり痛くて涙が出ました。途中で先生に「もう痛いのでやめてください」と言ってしまったほどです。そのせいか、なんと1回目の検査では「左側の卵管が詰まっている“疑い”があるので、もう1回検査が必要」と言われてしまいました。2回目のHSG検査には、病院に確認して痛み止めをあらかじめ飲んでから挑み、痛みを感じることはあまりありませんでした。

この間、自分の体もかなり疲弊してきました。HSG検査の対応やホルモンバランスの崩れなどから最初の病院に対しての不信感も募り、ついに不妊治療専門のクリニックに通うことにしました。中途半端に検査をしていたので、他にも必要な検査を専門のクリニックで行い、人工授精を提案されます。

人工授精・顕微授精に挑戦

不妊治療専門のクリニックに移ってから、4回ほど人工授精を行いました。本格的なエコーや血液検査でのモニタリングを通しての治療は期待が高まりましたが、うまくいきません。

1年ほどクリニックに通ったところで転居することになってしまいました。この時期は体調がかなり悪かったこともあり、体質改善のために長い間休息を取りました。病院が決まったところで必要な項目について再検査を行い、人工授精を一度行った後、顕微授精に入りました。現時点までで4回の採卵を行い2回の移植を行ったのですが、厳しい状況です。現在はさらに転院して顕微授精を試みるための準備期間です。

noteを綴る理由

今回はさらりと書きましたが、妊活や不妊治療に延べ6年ほど費やしてきました。実は、わたしは周りの人に妊活や不妊治療のことを話すことができず、メンタルヘルスの悩みも抱えています。正直な気持ちをいうと、子どもを授かることを諦めているわけではないのですが、妊活を行う上で諦めてきたことがとても多く、頑張ることに疲れています。

不妊治療に悩む人は年々増えているといわれており、わたしが妊活を始めた頃よりもさまざまな情報が手に入るようになってきました。偉い先生方の研究結果も大切ですが、困惑したり落ち込んだりする妊活女性が一番落ち着くのは、実際の体験談や気持ちを聞くことだったりします。

このnoteでは、わたしと同じように妊活や不妊治療に悩んでいる人の役に立てたらと思い、経験談や調べて役に立ちそうな情報を公開したいと思います。妊活や不妊治療で心が傷ついてしまっても、いつか前向きになりたい。そんな女性に届きますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?