見出し画像

働くに対する報酬の意味を考えたい


初めまして、株式会社エクサで人事全般を担当している山本と申します。なかなか文章を書く機会もなかったのですが、書き記したいこともいろいろあってnoteデビューしてみました。

2019年9月某日、 『報酬をアップデートしよう』というタイトルで勉強会を開催しましたのでまずはその内容を残しておこうと思います。

まずは、自己紹介

社会人歴十数年、人事歴7年。新卒採用から人事の仕事を覚え今ではpayrollとbenefits以外のほぼなんでも屋さんです。たまにですが仕事関連でつぶやくこともありますので良かったらKojiYamamoto(@chiitan_no)をフォローしてやってください。出身は北海道札幌市。スキー、スノボは大好きです。いっときスノーモービルにハマっていたことがあります。昨年の初めに職場が横浜に移ったので生活圏が横浜市内に限定されてきました。今の趣味はスポーツ。やるのも観るのも好きです。2019年から雲のプログラミング教室というところでAI/IoT関連のプロボノもやっています。

アップデート勉強会の目的

思考は言葉になり、言葉は行動になり、行動は習慣になり、習慣は性格になり、やがて性格は運命になるという言葉があります。やがて運命になるかはさておき、無意識にもいろいろと思考しますし、その一部が口にでます。そして習慣となっただけでかなり十分な成果といえると思います。が、言葉から行動への移行のハードルが以外と高い。愚痴るだけで何もしない。アイデアあるけど形にしない。そんなことってたくさんありますよね。そんな状況をちょっとしたアップデートで突破したい。そしてアップデートがいつのまにか習慣になっているといいなあと思っています。

働くことの報酬はお金だけではない

さて、今回のテーマである​報酬ですがWikipediaによると、

報酬(ほうしゅう、英語: Remuneration、Employment compensation)とは、労働や物の使用などに対するお礼の金銭や物品のことをいう

とのことですが、金品だけじゃないよな今の時代は、と思うのでまずは出典元の辞書をアップデートしないといけないでしょうね。

ただ、なんとなくお金だけじゃないということはわかっているけどその実態はどうなっているのかは(人事屋さんを除くと)ほとんど知られていないのが本当のところではないでしょうか。近年、人事界隈ではTotal Reward(トータルリワード、発音的にはリウォードだそうです)が注目されています。その実態を解説するところからはじめてみたいと思います。

Total Rewardとは

報酬=リワードは給与や賞与に代表される金銭報酬と評価ややりがいに代表される非金銭報酬の2つに大別され、それぞれ衛生要因動機付け要因と言われます。衛生要因は無いと困る必要不可欠なものです。欠けると不満足につながってしまいますが、手厚くしたところで大してプラスの効果は得られないと言われています。また、その価値は金銭感覚って言葉があるように人によって感じ方が違って、非常に曖昧で感覚的なものです。よって時間がたつとあっという間に報酬としての意味は失われます。一方、動機付け要因はその名の通りモチベーションや個々の満足度をあげる要素です。成長や自己実現、周囲からの承認や評価などマズローの5段階欲求説の高次の欲求に近いものがあります。

画像1

おねがいの仕方がもっとうまくなれば仕事は楽しくなる

さて、報酬の考え方について簡単に解説しましたが、金銭or非金銭とか、動機付けるものor必要不可欠なものというのは専門用語でとても学術的、人事的な発想だなぁと思っています。当たり前ですけど。

そこで社員目線でのうまい言い換えないかなぁと考えて、思いついたのが「ねぎらい」と「おねがい」というワードです。

やったこと・頑張ったことへの「ねぎらい」。努力したんだからねぎらってほしいのはきっとみんな一緒ですね。ねぎらいが無いと寂しい気持ちになります。お客様からの「ありがとう」の言葉を欲して仕事している人も結構いるのではないでしょうか。「ねぎらい」要素の報酬はとても重要な要素といえます。

そしてもう一つ大切なのが、「ぜひ、やってほしい」という「おねがい」要素です。ただ「おねがい」と言って頼み込むわけではありません。「よっしゃもういっちょやったるわ」とか「しゃあねーな」なんて言いながらその気になっていろいろやっちゃいたくなる状況を作り出すもの、その人の内側からやるぞー!って何かあふれだす状況をつくりだすもの。実はこの要素が非常に重要だと思っています。ですが私たちはこの「おねがい」がとっても下手です。表彰や賞金、慰労会などの「ねぎらい」はとっても上手なんですけど。(これを専門用語では内発的(自発的)動機づけと言います)

ねぎらいだけじゃなく、とっても上手な「おねがい」ができるようになるともっとみんなワクワクしながら働くことができるようになるんじゃないかなと思っている次第です。

そんなところでタイムアップとなってしまいました。続きはまたどこかの勉強会でやりたいと思います。

いろいろ書くことで文章力もアップデートできるといいなぁとも思っています。最後まで目を通していただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?