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【イベント告知】VHAプログラム&『太田旭の叫び』

ちょっと叫んでみようと思う。

2013年7月23日に中米グアテマラで書いた記事​を読み返していました。

ふと、

ずっといつも思っていたこと、今次世代の仲間に伝えたいことについて、2020年7月22日、今一度書いていこうと思いPCを開きました。

【夢も希望もないかった義務教育時代】

 大きくなったら何になりたい?というフレーズ恐怖症だったわたし。。。

 就学前に通っていた児童館で将来の夢を問われ、答えられないでいると、好きなことは何かと質問を変えられました。「歌うこと」と答えた私は、将来の夢は"歌手"ということになり卒園文集に記されました。

小学校の卒業文集では「身体に悪いことは避け健康な人生を送りたい」というような内容で切り抜け、中学では「素敵な人になりたい」と誤魔化しました。

 考え事で日々忙しく、ニュースを見て毎日号泣しているような子どもでした。

【高校への進学】

 社会福祉を学ぶ高校へ進学したものの、それを職業にしていくつもりはありませんでした。衣食住は職業にしなくても一生つきまとうもの、生活に直結する社会福祉について、学んでおいて損はないと考え選んだ進路でした。

 そんな私に、高校1年の冬、人生のターニングポイントが訪れました。某福祉大学の女子バレーボール部のメキシコ遠征に同行させていただき、現地の老人施設を見学する機会がありました。

そこで暮らす人達から、「周りにあるものだけで工夫すること」、「いる人だけで楽しむ方法があること」、“足るを知る”という生活を見せつけられたような気がしました。

 モノが溢れる日本で暮らしてきた私たちより、断然それら2つを心得ているのではないか、という気づきを貰えた気がします。  

 その2ヶ月後には高校を休学して中米へ渡りました。

そこではまた新しく、痩せ細った栄養失調の子ども達との出逢いがありました。その子達と接していく中で、私はいつの間にか帰国後は栄養学を勉強したいと考えるようになっていました。16歳にして、人生で初めて具体的に学びたいこと、目指したてもいいなと思えるものが見つかったのです。

【成人してから】

 栄養士として就職しました。

 病院では患者の皆さんから、保育園では保護者や保育士の皆さんから「何を食べたら/食べさせたら、いいですか?」という質問は、大げさじゃなく何千回も質問されてきました。

 二十代の頃のわたしは、その質問の答えを見い出せた感覚はほとんどありませんでした。そしてその、「答えを出せない」ということの原因は、自分の知識や技術が不足しているからだと思い込み、自分を責めてばかりいました。もっと体験が欲しい!と、心から思って夢中で働きました。

 三十代の頃には、それまで関わってきた会社の先輩たちや仲間たちに沢山のチャンスと機会をいただいて、「史上最年少で」「日本初の」「過去最高の」とつくような成果/結果を、いくつか残すことができました。

 二十代の頃にとても欲しかった“体験”も得られていって、知識も技術もついてきたことを実感できるようになっていきました。それでも、まだまだ私はやっぱり「答えが出せない栄養士」ということに苦しんでいた気がします。

 三十代後半、友人の言葉にはっとします。そして、自分を苦しめていたとある重要なことに気づき始めた気がします。

至った気づきは、

「答えなんて100人いたら100通り、それはこちら側ではなく相手の中にしかない」ということです。…そう、答えは私がいくら勉強しても技術を身に着けても、私が出すものではないのだと思いました。

【それでも答えを探してしまう】

世の中の人を2種類に分けると、

「答えが出せる人」と「答えが出せない人」

「夢を持てる人」と「夢を持てない人」

私の中でそれはそれは当たり前のように、どこかでそう認識していたのだと思います。

答えが出せなかった自分は、答えが出せる人を見つけて教えてもらえればやっていける!と、依存することを期待していたのでしょう。いや、その頃は依存だなんて感覚もなくて、答えが出せる人に頼りつつ、社会に貢献したいと純粋に思っていただけだと振り返ります。

だから苦しかったのだということに気が付きました。

今は自分のことを、「答えを一緒に探せる人」で、「夢はなくても生きている人」で、HAPPYじゃん!と、思っています。最近の自分、お気に入りです。

【答えのない時代をどう生きるのか】

夢が描きにくいいま、どう想いを表現するのか。

とりあえず、文字にしよう、そして叫ぼうと、筆を執りました。

思い切って友人に書いた文字を見せたら、もっと大きな文字にしてくれました。

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「夢を持て!」、「夢を追え!」と言われ、できずに苦しんでいる人はどれ程いるのだろう。
「夢を持て!」という言葉に必要以上に影響を受け、持てないことを努力不足だと誤認し自分を責めてしまわないで欲しい。夢に恋をし、盲目となって不本意な痛みを受けないで欲しい。

わたしの様に夢がない人だって、社会は許されHAPPYに生きてるよ!って伝えたい。

そんな気持ちで書きました。

そして、

一人ではたどり着けない場所へ、独りでは見えない景色を、一緒に見たいと思いました。

【国際栄養士は仲間が欲しい】

沢山勉強をして、沢山経験も積ませてもらって、それでも全然間に合わない。

それでも全然足りないんです。

答えが100人100通りだというのと同じように、栄養不良課題の原因、さらに解決策といったら、100カ所あったら1000億通りだと痛感してます。

栄養士、医療の専門家だけだは解決までなかなか導けないのです。
だからこそ、組織・世代・分野・国境を越えた仲間たちが必要なのです。

【2020年】

新型コロナウィルスの影響で、海外出張も食育活動も見通しの立たない延期となりました。

ピンチはチャンスに!この日々をキラメキでHackしよう。

わたしは…、PCR検査システムの開発をしています。オルスタディ始めます。

Hackの仕方も100人100通り、

自分の既存の概念をHackしろ!(書き換えろ!)って時なのでしょう。

【Hack the World】

というプロジェクトを立ち上げます。

答えを勝手に出さない、押し付けない、探求するメンバーたちと対話を重ねてきました。多様性に溢れるみんなと、バラバラのようで団結してそれぞれ取り組んでいます。私達の想いをプロデューサーの小国士朗兄さんが言語化してくれました。宣言文、良かったら読んでください。

~宣言文~

2020年って、明るい未来が始まるはずじゃなかったっけ?
ひとつのウイルスによって、
世界の風景が次々とかきかえられている
でも、それで、いいのか?
かきかえられていく世界を前に、
嵐が去るのをただ待つだけなのか?
そうじゃないだろう
わたしたちが、かきかえるんだ
いつ、いかなるときであっても、
イマジネーションが奪われることはない 
描いた未来は、必ず、たぐりよせられる
希望を、未来を、でっかいエソラゴトを、
もっと描いていい、もっと叫んでいい
世界の風景をかきかえるのは、
わたしたちだ。

Hack the World
2020年7月24日

【Hack the Worldプレスリリース】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000068.000012113.html?fbclid=IwAR3mdPx-IjOgsH_VKEj_efvbNfERVZPe4bjX5KThS5507zy81tcPK2QAp8o

7月24日の夜、オリンピックの開会式があったはずの時間に、
YouTubeでLIVE配信トークイベントを行います。

配信 https://youtu.be/0_avZ2-jwQo

 Posted by 太田旭





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