[コロナ休校中の学生さんへ]コロナに打ち勝つための自学自習のコツ
今回の投稿では私が最近感じる事を含め「コロナに打ち勝つための自学自習のコツ」を休校中の学生さんへお届けします。
私の懸念
学校という強制力を失い、ほとんどの学生の学力が一気に低下。一方で、自己管理を確立できた一部の学生は環境変化を乗り越え、学力を維持・向上させていく。
格差が広がり、中間層が消えた世代。
コロナ世代。
今の子供たちが将来こんな風に括られないかと私は懸念しています。ゆとり世代、さとり世代といった個性を無視した乱暴な分類は大嫌いですが、それでもなおこんな不安が私の頭の中から消えないのです。
なかでも特に高校入試を控えた中学生が心配です。なぜなら、彼らは自分の心をコントロールするのに苦労する年頃だからです。教育者としてこの思春期世代の生徒さんと関わることが多いのですが、周りの環境に対する心の感度が非常に高く、良い意味でも悪い意味でも周りに流されやすいといえます。
新型コロナウイルスによる学校休校は春休みも含めれば1ヶ月以上に及んでいます。そして、この状況がいつまで続くかは誰にも分かりません。
学校休校が続けば必然的に自学自習の時間が増えます。
少し悲観的なことを書いてしまいましたが、これだけまとまった自学自習の時間をとれることは逆にチャンスでもあるはず。
今回の記事ではコロナに打ち勝つための自学自習のコツを紹介します。
勉強の鉄則
まず最初に、勉強の鉄則はただ一つ、凡事徹底(ぼんじてってい)です。
つまり、誰にでもできることを誰よりも続けること。
たったこれだけです。
勉強に魔法の近道は存在しません。
とはいうものの、これができないからみんな苦労するのです。
勉強とは新しい知識を理解し、その知識を身につけていく作業です。そして、自学自習ではこの作業を一人でコツコツと継続しなければなりません。
自学自習を継続するには自己管理が重要。
以下で自己管理の方法を2つ紹介します。
自己管理の方法①:自分自身に一日のノルマを課す
自己管理の方法1つ目は、
自分自身に一日のノルマを課す
ことです。
一日のノルマは勉強時間ではなく、
・問題集10ページ
・テキスト15ページ
といったように毎日一定の勉強量を設定する事がポイントです。
「今日何をやる必要があるのか」「何をやったら達成なのか」を明確にしてあげましょう。「頑張りすぎず、頑張らなすぎず」な毎日継続できる量の一定量のノルマを設定しましょう。
自己管理の方法②:ノルマ消化ルールを決めて、実行する
自己管理の方法2つ目は、
ノルマ消化ルールを決めて、実行する
ことです。2Stepで考えましょう。
Step1:決められたルールを忠実にこなす
Step2:自分でルールを決め、試行錯誤しながらマイルールを確立する
☑Step1:決められたルールを忠実にこなす
いきなり自分自身でノルマ消化ルールを決めるのは難しいかもしれません。Step1では、誰かと相談して決めたルールや誰かに決めてもらったルールを守ります。
例えば私と生徒さんとの間で、
・毎日午前中に集中してノルマを消化する
というルールを作ったとします。
このルールは私と生徒さんとの間の約束です。私達で決めたルールをしっかりと守りましょう。
☑Step2:自分でルールを決め、試行錯誤しながらマイルールを確立する
Step2では、自分自身でルールを決めて、そのルールを改善していきます。
例えば自分自身で、
・[今週]毎日午前中に集中してノルマを消化する
・[来週]午前と午後にノルマを半分に分けて消化する
・[再来週]夜の時間に集中してノルマを消化する
などのルールを試行錯誤していきます。
上のルールとセットで「毎日この時間帯は自由時間。ゲームや漫画に全力投球する」なんていうルールも良いですね。
こんな試行錯誤を繰り返すと、きっと自分に合ったルールが徐々にみえてくると思います。万人共通の正解ルールはないので、一番調子よく勉強がはかどるマイルールを確立しましょう。
まとめ
繰り返します。コロナに打ち勝つ為の自学自習のコツは次の通りです。
▼勉強の鉄則
凡事徹底(誰にでもできることを誰よりも続ける)
▼自己管理の方法
①自分自身に一日のノルマを課す
②ノルマ消化ルールを決めて、実行する
Step1:決められたルールを忠実にこなす
Step2:自分でルールを決め、試行錯誤しながらマイルールを確立する
コロナ危機は発想を変えれば、自学自習を通じて自立・自律型の人間になるチャンスです。また、試行錯誤によって小さな成功体験を積むこともできる。
さらに、時間的余裕は色々な物事に目を向けるチャンスでもあります。マイルールに読書時間を追加することもオススメですよ。
皆さんなら必ずコロナという難敵を乗り越え、目標を達成し夢を掴めるはず。応援しています!
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