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英文法の基礎(現在完了形の用法「経験」)

今日は現在完了の「経験」についてお話します。
ところで「経験」とは何でしょう?
日本語で言うと[行った・見た・やった]事・物等を指しますね。

それをふまえて上のイラストの英文をご覧下さい。

  I   have    met    him     once.
(S)  (V)    (P.P)    (O)      (M)
日本語訳
「私は彼に[一度]会った[事がある]。」

 一見すると「過去形」でも良さそうですが、
   I     met     him  .
(S)   (V)      (O)
「彼に会った。」

ただ、これだとあくまで「会った」という事実だけしか見えません。

「経験」は「過去に起こった事、した事」を「今」話す事であり、あくまで、「今」を中心に考えないといけません。
だからhave+p.pになるわけです。

ところで、「経験」用法の場合、回数を表す副詞を伴うのが一般的です。
一度⇒once
二度⇒twice
三度以降⇒数+times

もう一つ注意点が。
(行ったことがある)は
have gone(goのp.p)ではありませんよ。
これは「行ってしまった」(もう帰らない、という含みがあります。)

(行ったことがある)を表すのは
have+been(be動詞のp.p)です。
もっと細かく言えば
(とどまっていたことがある)
     ↓
(行ったことがある)
となるわけです。

明日は「結果」についてお話します。

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