見出し画像

英文法の基礎(指示代名詞について)

今日は代名詞のうち、「指示代名詞」についてお話します。

まずは文法書的解説から。
「指示代名詞とは物事を直接『指し示す』代名詞で、日本語で言う所の『こそあど』に相当する。」

今の中学生の教科書とは違うかも知れませんが、おそらく昭和世代の教科書にはこの一文があったかと思います。

This   is   a   pen  .
  (S)   (V)   (C)
これはペンです。

That   is  a  desk  .
 (S)   (V)   (C)
あれは机です。

ここで言う(これ・あれ)が、指示代名詞の基本的な使い方になります。

ところで、(これ)と(あれ)の話し手にとっての違いは何でしょう?

上のイラストをご覧下さい。
(これ)の方が近くて(あれ)の方が遠いですよね。

このように話し手の距離感で変化するもの、もう少し突っ込んだ言い方をすると、形として目に見える物を(指でさせる物)に使用します。

これ・これら→this・these
あれ・あれら→that・those

なお、this+名詞
   that+名詞
となった場合は後ろの名詞を詳しくする(修飾する)ので、指示形容詞になります。

本当はso・suchもありますが、高校英文法の範囲なのでここでは触れません。

明日は「不定代名詞」についてお話します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?