渡邉真弓
noteで綴る5つのキーワード 【5.happymoment】 ふんわりほのかにhappyを感じるとき
noteで綴る5つのキーワード 【1.そこに、ある】 存在すること、消えゆくこと。
ふと、思う。この瞬間が続けばいいのに。 でも知っている。永遠には続かないということも。 だからこそ、日々は、出会いは、人生は、愛おしいし、せつない。 そんな手のひらから零れ落ちていくものを、なんとか少しでも残したい。 「写真を撮る」ということで。 最初のごあいさつはじめまして、こんにちは。写真家の渡邉真弓です。 ・北海道札幌市に住んでいます。 ・「写真と一緒にくらしを楽しむ」「写真と一緒に新しい出逢いや発見を」をキーワードに、写真教室、企画、執筆活動などをしています。 ・
ノスタルジックの定義「ノスタルジック」という言葉が持つイメージはとても広くて、人によって思い浮かぶイメージには差があると思います。私が感じるノスタルジーは、 こんなイメージをもっています。 写真って極論すると、常に過去を振り返るものですよね。今を撮っても、撮った瞬間に過去になる。今はないけれど、かつてそこに存在した。そのこと自体が貴重で、いつも感じていたい……みたいな。 こういうことを感じられるのも、私が生きているから。今はそこになくて、でもかつてあった何かを感じられる
素敵な撮影スポットってそもそもどんなところ?私にとって素敵な撮影スポットは特別などこかではなく、身近な場所なんです。 たとえば、このまえ普通に歩いていたら、日当たりのいい場所でごろんと無防備に、でも気持ちよさそうに猫が寝ていて、きれいに光が当たっていて、車がブロォォォォ……と通り過ぎる音がしていたんです。それはいいシーンで、もう一生懸命撮りました。 ただそこにあって、誰かが意識的無意識的にかけてきた何かの時間がうまい具合に折り重なって、自然とも調和している……そんな場所を
写真を撮るということ 写真を撮るのは息をするのと同じことで、暮らしを楽しむツールのひとつでもあり、世界とつながるひとつのタッチポイントでもあります。と同時に、視覚を共有することで他者とつながるとても大切な手段のひとつでもあります。 私が写真を撮り始めたのは、20年くらい前。最初は家族や友達など身近な人とどこかに行って、きれいな場所を撮り、写真を見て感じる「きれいだね」という感情を共有したかったんです。 同じ景色を見て「きれいだね」と言っても、感性は人によって違うから、見
「キミが撮りたいもの、この言葉だと思う」 そう言いながら、付箋のついた一冊の本を私にくれた。 付箋のついた頁を見ると、こんな風に書いてあった。 生活の中に個人的な「小確幸」(小さいけれども、確かな幸福)を見出すためには、多かれ少なかれ自己規制みたいなものが必要とされる。たとえば我慢して激しく運動した後に飲むきりきり冷えたビールみたいなもので、「うーん、そうだ、これだ」と一人で目を閉じて思わずつぶやいてしまうような感興、それがなんといっても「小確幸」の醍醐味である。そしてそ
世界はどんどん変わりゆくけれど、私の中でどんなときも変わらないだろうなぁと思えることがある。 それは、毎日カメラを持って「写真を撮る」ということ。 「今、確かに、ここにいる」 コロナやさまざまなことで、変わらないといけないことが多くて、大きな流れに巻き込まれているように思うけれど、写真を撮ることで、私がいま確かにここにいることを感じることができる。 それは、自分の存在証明のよう。 富士フイルムさんIRODORIで不定期連載中のフォトエッセイ。 最新号が公開となりました
空の色は季節によって違う。 これはカメラに教えてもらったことのひとつ。 すっかり葉が落ちた木々の形がいいなぁとか マンションの昔からある佇まいが好きだなぁとか そんなことを思いながら、ファインダーで覗く。 なんでもない場所が特別になる。 そんな写真の力に、いつも勇気づけられる。 木曜日、冬の空。 そんなことを思って撮った1枚です。 後まで読んでくれてありがとう。 ぜひ「スキ」や「フォロー」もいただけると嬉しいです📷 FUJIFILM X-T4 XF35mmF1.4
古い建物の窓際が好き。 ちょっとしたこだわりが、静かに存在しているから。 カーテンのトリムに惹かれて、カメラを構える。 あしらいの美しさ、伝わりますように。 最後まで読んでくれてありがとう。 ぜひ「スキ」や「フォロー」もいただけると嬉しいです📷 FUJIFILM X-T4 XF35mmF1.4 R
「カメラが一緒だと、こんなに楽しいなんて!」 そんな声を聞くといつも「やったー!」って思う。 そうでしょう?そうでしょう?楽しいよねってお互いにニコニコする。 もう、それはそれは身体じゅう雪だらけで。 ----- 北海道は毎年当たり前に雪が降って、道が滑りやすくなって、車も徒歩もけっこう大変。ものすごく降るとその大変さはパワーアップする。 でも、カメラにフラッシュをつけてパシャッと写すと、それだけで、ドラマチックなシーンになる。 普段なら雪が降るのは嫌だなぁと思ったり
どんなことにも「始まり」はあって、 それは時として人生を変えるような大きな出会いになる。 北海道浦河町。 あるプロジェクトで初めて訪れたのが2014年。 札幌から南東に約180キロ・3時間弱にあるその町は、海があり、山があり、馬がいて、緑が生き生きしていて、街並みがきれいで、おまけにセレクトがたまらない映画館もあって、いつでも笑顔で迎えてくれるパン屋さんや、美味しいこだわりのごはん屋さんと、そして、町を愛する素敵な人がたくさんいた。 日帰りの短い滞在だったけれど、帰り道、
突然だけど、私のオットはラーメンが好きだ。 特に「つけ麺」が好きで、どのくらい好きかというと、行きつけがあるし、旅行に行くとその土地の人気店が当然のようにスケジュールに入っているくらい好き。しかも、たいていそういうお店は混むので、始発で行って並んだりもする。ある時は、整理券のないお店で、炎天下の中、3時間くらい並んだこともある。つけ麺にかける情熱が半端ない。はしごもしたりするので、そんなときはいつでもおなかいっぱいだったりする。 私は、というと、それまで「つけ麺」は食べたこ
近所の公園で出会った、進化系?スノーマン。 誰が作ったのかなぁ。 ちゃんとベンチに座って、こっちを見てる。 スマイルに、ほっこり。 そんな、今日のコンニチハ。 X-T4 XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR 最後まで読んでくれてありがとう。 ぜひ「スキ」や「フォロー」もいただけると嬉しいです📷
あっという間に1月も一週間が過ぎた。 最近はびっくりするくらい寒いので、私のアトリエのある札幌の古いマンション(ビンテージマンションというとカッコいいのかもしれないけど、とにかく古い、でも素敵な場所なので気に入っている)では水道が凍った部屋もあって、しかもまだ凍り続けているらしく、本当に寒いんだなぁと改めて思う。 そうしているうちに、世界がひどく落ち着かない状況になって1年がやってくる。昨年はとにかく今起こっていることをできる限り理解して、そして何ができるのかを繰り返し繰り
飛行機で一番好きなのは夕方の時間。 この旅で出会った人や出来事をぼんやりと思い返しながら、暮れていく様子をこれまたぼんやりと眺める。 そこに浮かび上がるのは、窓についた傷。 その傷の分だけ、きっと、人生がある。 ぜひ透明感のある大きなプリントで見て欲しい、写真のひとつ。 最後までお読みくださり、ありがとうございます。 「スキ」やシェアいただけると嬉しいです📷 FUJIFILM X-T3 XF35mmF1.4 R
どうしようもないこともあるし、 どうしようもできないこともある。 必要以上に焦らず、あきらめず、希望も持ちすぎない。 やるべきことは丁寧にひとつずつ。 そうして、待つ。 漂いながら、そのときを。 最後までお読みくださり、ありがとうございます。 よかったら「スキ」も押してくれると嬉しいです📷 FUJIFILM X-T2 XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS
2019年秋に鹿児島を訪れた。 紅葉の始まった札幌と違ってまだポカポカ暖かくて、それだけで新鮮。 いつも思う。ここにあと何回来ることができるだろうか、と。 そんな風に思うから、いつだって、せつない。 私にできることは、二度とない時間をカメラで切り撮ること。 今日も明日もそうやって、積み重ねていく、その繰り返し。 最後までお読みくださり、ありがとうございます。 よかったら「スキ」も押してくれると嬉しいです📷 FUJIFILM X-T3 XF35mmF1.4 R