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発表の時に伝える4つのポイント

発表をするときは、いつも次の四つのポイントを掲示して指導しています。
5年、6年と継続して意識させることで、身につけられるようにしています。

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◉声の大きさ
英語で話す時は、緊張のためか、日本語の時より、声が小さくなりがちなので、大きくはっきり伝えるよう日頃の練習のときから声を掛けています。マスクをしているので、声が届きにくいことも伝え、聞き取りやすい声で伝えるように意識させます。

◉話すスピード
緊張すると、早口になりがちです。覚えてきたことを吐き出すように話すのではなく、ゆっくり、丁寧に伝えるように声を掛けます。

そのための手立てを紹介します。
発表者が、Helloと挨拶したら、聞いている子どもたちは、Helloと返すように指導し、一呼吸おいて、聞き手を見てから話し始めるように指導しています。そうすることで、落ち着いて話し始められるようになります。

◉相手意識
スピーチをする時は、聞き手に質問する場面を取り入れるように指導しています。クラスの児童の誰かを選び、質問をするので、自然と周りを見渡し、相手を見たやり取りになります。以下のようなやり取りのイメージです。

(発表の続きから)
He is good at playing soccer.

Hello, 〇〇san. Are you good at playing soccer?
Yes, I do.
Great! Thank you!

My hero is △△. Thank you for listening!

中には1人だけではなく、何人かに質問をする児童もいました。

また、自分は調べてわかったけれど、聞き手が知らない言葉を使う時は身振りなどを交えて伝えるように声を掛けています。なんとかして伝えようと思考を働かせる場面になります。

◉ふるまい
指導者は毎回、発表をやってみせ、目指す姿を視覚的に伝えます。そして、原稿を見ないで話せるようになろうと、事前に伝えておきます。子どもたちが目指す姿をイメージでき、活動の見通しをもてるようにすることで、主体的に発表の準備をする姿がみられるようになります。次に発表する人は、横で待機して、前の人の発表が終わったら最短距離でスムーズに前に出られるようにします。前に出てくるところからスタートだよと伝えています。英語のスピーチであっても、話し終えた後は、丁寧なお辞儀をするようにしています。日本の習慣だからこそ、英語で話す際に大切にしています。

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