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英語専科の実践6年生最後の単元

卒業式が近づいています。今回は、6年生の学習の最後の姿について、昨年度実践した教材教具に基づき、紹介したいと思います。
東京書籍、UNIT8 My future, My dreamの単元になります。中学校での学習に向けて、読むこと、書くことに焦点を当てた実践になります。

中学年と比べると結構たっぷり入っています。

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センテンスカードに、色をつけてポイントを押さえます。当初は、join とenjoyを使い分けるのが少し難しいようでしたが、次第に慣れていきました。

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I want to enjoy や、I want to joinの後に、既習を活かして理由を付け足して伝えるようにします。これらの理由の言い方は、いろんな理由を伝える場面でも使えるので、5年生の時から意識して指導してきています。
a, anのように、抜けてしまいがちな音声は、視覚的に示すことで意識できるようにしています。

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これらも理由になる表現です。沢山のことを学んだね、と既習を振り返り、自分の伝えたいことに合わせて、活用することを伝えました。

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中学校での抱負を伝えるスピーチを聞いた後、励ましの言葉や、感想を伝えました。Thank you, 〇〇さん、と話し始め、Good luck! I want to enjoy the sports day, too. などの既習表現を使って感想を言うようにしました。また、写真にある励ましの表現は、言えそうだったら言ってみようと伝えました。
タブレットを用いて、伝えたい表現を自分なりに検索して練習し、伝える児童もいました。

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書くことを指導する際、以下のような指導者のモデルを準備しておきます。子どもたちにも、真似していいよと伝え、読んだり書いたりする活動をしました。

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この実践を行なった子どもたちは、4年生の時から指導しており、5年生の時から少しずつ書くことにも慣れるようにしてきました。三年間に渡る継続した指導は、英語専科の強みです。

単元では、毎授業後半に、一文ずつをワークシートに書いていき、最後にそれらをワークシートに書き写して、一つの文章にまとめました。

授業後、子どもたちの伝えたいことを汲みとって、ワークシートを添削していきます。

長期的な視点で、丁寧にコツコツと積み上げていくことで、子どもたちは読むこと、書くことにも慣れていきます。

ワークシートの吹き出しには、文章を読んだ児童が、Good luck! You can do it! 、Let’s be friend forever!などのメッセージを書きました。卒業を意識した単元のメッセージなので、思考を働かせて、仲間に気持ちを伝えようとする姿が見られました。

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