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ここ一週間、いや4月に入ってからというもの様々な出来事があり、心があちこちに行っていた。

外側の出来事は内側の反映というものの、ホントの自分に還る道半ばの私は、まだまだ右往左往することが多く闇の世界を彷徨っていた。

胃が重く、胸がざわざわして「不安」が押し寄せては引いていく中でその様を見つめ、波が引いていくのを待つしかなかった。

その間とても苦しくて。

数年前、自分との向き合いを始めた頃に経験したあの感じ。
心がかき乱されるような何とも言えないあの感覚。
それが再び戻ってきたようだった。

日常生活を淡々と過ごすうち心がようやく落ち着きを取り戻した頃、ある奇跡が起こった。


きのうのことだった。

スタンドエフエム(以下スタエフ)の過去配信をどなたかが聞いて下さっているのを知った。

スタエフも他のSNS同様「いいね♡」ボタンがあり、それがつくと配信側にその都度お知らせがくる。

それがきのうは、過去分ひとつづつに「いいね♡」がついていった。

誰やろう?

私はnote同様、スタエフでも自分の心の内を語っているので、私と似た課題を持つどなたかが共感して聞いて下さってるのかな?

にしても過去分全部って?

と思っていると、夜になりスタエフのコメント欄にメッセージが届いた。


「ちえちゃん、覚えてくれてるかな…。〇〇です」


高校時代の親友だった。

もう二十数年音信不通の。

メッセージには、コメントを残すかどうか迷ったけれど、久しぶりに私の声が聞けてうれしくて、懐かしくて、切なくて胸がいっぱいになったと書かれていた。


高校時代は私にとって第一次暗黒期(笑)。

校風に馴染めず周囲に心を開こうともせず、早く3年が過ぎ去ることを待つような女子高生だった。

友達も少なく、楽しいことなんて何もなかった時、彼女(Kちゃん)と出会った。

Kちゃんは大人だった。

父子家庭だった彼女は家事一切をこなし、当たり前のように自分で自分のお弁当を作り学校に来ていた。

複雑に見えた家庭の事情も

「私、よくこんな環境でグレへんかったと思うわ」

と笑って話してくれたのを覚えている。

当時の私にはその内容はあまりに自分の世界とかけ離れており、想像することすらできなかった。

何がきっかけで仲良くなったのかは忘れてしまったけれど、私たちは学校で会っていたにも関わらず帰宅後も電話で何時間も話し、いくら話しても話したりない、そんな感じで急速に距離を縮めていった。

初のお泊りも彼女の家だったし、お泊りした夜、こっそり家を抜け出してお酒が飲めるお店に連れて行ってもらったのもKちゃんだった。

Kちゃんのおかげで私の高校生活はずいぶんと彩り豊かになった。

友人も増え、放課後に駅前でクレープを食べるなど普通の高校生活を楽しめるようになっていた。

卒業後、お互い別の道を歩み始め自然と連絡が途絶え、今にいたる。


人生のほんの数年間ではあったけれど、私にとってはギュッと凝縮した濃ゆい時間。

それがKちゃんとのときだ。

そんな彼女が見つけてくれて連絡してくれた。

こんな奇跡って!


私もKちゃんに遅ればせながら、ここ数年で人生の様々な面を見ることになった。

あの頃の甘ったれな私はもういない。

今ならKちゃんともっと色々な話ができるのではないか。

いいや。

色々な話などどうでもいい。

ただKちゃんと話したい。

それが今の素直な思い。

こうして再び結ばれようとしているKちゃんとのご縁。

きっと偶然なんかではない。

この奇跡に今とてもワクワクしている。


【スタエフでもお話しました。よければ聞いてください♪】





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