無限ミルフィーユの中で。

2022年3月8日の同時刻。
全く同じものを知覚し、同じ感覚を感じている人は一人もいない。

「今」という無限ミルフィーユのような時空の中で、すぐに切れてしまいそうな細くて脆い糸のような繋がりだけを頼りに生きているようだ。

仲の良かった者同士、家族でさえ価値観は分断され、もうわかり合えることはないのだろうかとさえ思えてくる…

大きな時代の流れの変化はちゃんと肌で感じているが、飲み込まれないように、振り回されないように、目の前のことに集中しようと努力しているが、

不安ばかりをアジテートする雑音に飲み込まれてしまっている者たちとのコミュニケーションは難しくなってきているのを感じる。

「いいお天気ですね」
「少し寒さが和らいで、春めいてきましたね」

そんな他愛もない会話が上滑りしながら、毎日が通りすぎていく。

ある者は、騙されず振り回されくなくて裏をかき

ある者は、憂いに沈み

ある者は、怒りや不安を感じて心惑わされる

ある者は、関心を示すこともなく己の関心事だけに思いをめぐらし

ある者は、自分にできることはないかと行動に移す………

無限に広がる分断の波に、押し潰されそうになりながら、

目の前の猫たちの無垢な可愛さに救われる


負のオーラに負けそうになる度に、「感謝」気持ちを言霊で上書きしてかき消し

「今、ここ」だけに生きることに集中する。

のんきに思われようが、
関心がないように思われようが、

波動を下げずない方を選択しながら生きる

と決めた。


古代史を探り始めて、今まで信じて疑わなかったことがことごとく覆えされていく。

いつの時代も、本当のことなんて、自分の五感で確かめたことしかわからない。

かの大戦の時だって、庶民はただ、毎日を生きていくだけだった。

どの時代も同じ。

昭和・平成・令和と3つの時代生きてきた。

江戸から明治・大正
明治・大正・昭和

を生きた人々に比べれば、変化の波の大きさは大したことはないかもしれない。

ただ…

大切なこと

人を思いやる心や
優しい心

微笑み合いながら交わす挨拶

人とのふれあい

一緒に歌うこと
一緒に踊ること
一緒に笑うこと
一緒に汗をかくこと

ただ普通に空気を吸うこと…

そういったものが奪われる世の中は本当に息苦しい。


音が聞こえるくらい、日々急激な変化を察知してはいるが、

神様が与えてくださる自然の美しさや、日々与えられる美味しさや、小さな達成感やスッキリ感に、心の目のピントを合わせて

感謝しながら今日も生きていきたい。

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