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フィンランド大使館ツアーに参加して感じたこと

韓国好きな私ですが、実はフィンランドも同じくらい大好きです。協定が結ばれていたらフィンランドにワーホリに行きたかったくらい。

約2年前に新婚旅行で初めて訪れたフィンランド。
目に映るものすべてが魅力的で、家のインテリアをフィンランドのようにした程フィンランドが大好きになりました。

先週、Facebookの記事でフィンランド大使館がツアーを行なっていることを知り、さっそく主人と参加してきました。

麻布十番の閑静な住宅街と街の綺麗さに圧倒されながら大使館に辿り着き、ワクワクした気持ちで門が開くのを待ちました。

建物ですらサステナブル

ツアーは1時間ほどで、スタッフの方が建物やフィンランドという国について説明してくださるという流れです。

初めに、大使館の構造について説明をしてもらいました。実はこの建物に使われている材料、ほとんどフィンランドから持ってきているのだとか。(!)

しかもこの建物、あと9回ほどお引越しができるような設計になっているそうなんです。

環境に配慮されているところがまさにフィンランドらしく、建物に入る前から既に魅了されていましたが、環境に配慮しているだけでなく、この建物の建築を請け負っている林業の会社が地方の雇用促進までも考えているという話を聞いて、ますますフィンランドが好きになりました。



フィンランド全開のフリースペース

建物の話を聞いた後で、次に向かったのは2階の広いスペース。外にはかわいらしい椅子とサイドテーブルが置いてありました。かわいい、ほしいと何度言ったことか。

部屋の中に入ると部屋全体に木のいい香りが広がり、一気に気分がリラックスします。

木の温かみを感じるイスとテーブルは座り心地がとても良く、ゆったりと過ごすことができました。


ここではフィンランド人のスタッフの方が、フィンランドのインテリアについて話してくださいました。

太陽が出ていない日が圧倒的に多いフィンランド。長いおうち時間を充実するために、インテリアは良い物をずっと長く使うそうです。国民ひとりひとりがサステナブルの意識を当たり前のように持っているって、本当に素敵ですよね。


ここで使われている紙コップは、使用後はトイレットペーパーとして生まれ変わるそうで、環境への配慮が徹底されています。

フィンランドでは知らない人はいない大人気のチョコレート、Fazer(ファッツェル)のチョコレートも一緒にいただきました。



プロダクトに込められた想い

2階でフィンランド全開の雰囲気を味わったあとは、1階にあるスペースへ。
ここでは4つのコーナーについて紹介していただきましたが、特に私が心惹かれた2つを紹介したいと思います。

まずはお馴染みのフィンエアー。
再来年の2023年で100周年を迎える老舗航空会社です。

機内の構造は、搭乗する人のために快適に過ごせるような設計をしており、ブランケットなどのアメニティも国民的ブランドのマリメッコのものを使用しています。

コロナウィルスの影響で現在は大幅に就航数を減らして運航しているそうですが、以前のように当たり前に旅行に行けるようになったら、必ずまた搭乗したいです。

大使館では物品の販売ができないため展示のみでしたが、made in finlandのものを一通りチェックできるコーナーがありました。

これフィンランドにあったよね!と盛り上がる人たちも何人かいましたが、私もそのうちの1人でした。

手前にかけられている洋服は、環境に配慮したサステナブルなものでした。
特に素敵だと思ったのは、手前にあるストライプのワンピース。タグに3人分の名前が書けるような作りになっているのですが、3世代に渡るくらい長く大切に着てね、という企業の想いが込められているそうです。


ファストファッションが流行し、安価で洋服が手に入るようになった今、良いものを長く使い続けるという考えは薄れているような気がします。
そんな中で、何世代に渡るほど長く使えるプロダクトを作るというこのブランドの思いにとても惹かれるものがありました。

当時フィンランドに行った時に感じたのは、リサイクルやリユースというシステムが当然のように普及しているということ。街を歩いていると古着屋や蚤の市をよく見かけたことを思い出しました。


そして、フィンランドといえば幸福度ランキングで常に常連入りしている国としても有名です。

大使館内の至るところにこのかわいらしいマシーンが置いてありました。

HAPPY OR NOTというプロダクトで、その人の満足度測る機械なんだとか。至るところの機械をポチポチしてきました。どのくらい幸せかを測るなんて、面白い発想ですよね。


ツアーに参加して感じたこと

あっという間で、でもどこかゆっくり時間が流れているような感覚に陥った1時間のツアー。

もちろんお洒落なインテリアやかわいいプロダクトも魅力的でしたが、今回のツアーでは環境に配慮すること、地球に配慮をして生きていくことの大切さを強く感じました。

いつも身につけているものや使うものは、安いからという理由だけで買ってはいないか。

長く大切に使おうという気持ちで手にしたのか。

そのプロダクトを作るのに、一体どのくらいの水が汚されて、木が切られたのか。


フィンランドの環境に対する想いや、不便な状況のなかでも最大限に楽しむ方法を追求するマインドをこのツアーで改めて感じることができて、とても有意義な時間でした。

こちらのツアーは期間限定だそうなので、もしご都合があうならぜひ1度は足を運んでみていただきたいです。

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