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不幸沼

言葉にすると信用がなくなる気がして頭の中でぐるぐると回り続ける葉っぱたち。
あなたを信用してないわけじゃない。
愛してるからなんだ。
嫌われるのが怖くて、何も発せなくなる。
そんな僕の側から人がいなくなるのは当然で独りになることに慣れてしまった。
慣れてしまうのは、怖いことでだんだんと、居心地がよくなる。
この世界を守ろうとする身体が拒否反応を示し、変わることが難しくなる。
外的に壊そうにも、固い殻に覆われているその城を簡単には崩せない。
内側からでしか崩せないんだ。
だから、閉じこもったままでしか生きられない。
心地よい不幸だなんていうけれど、それは防衛本能みたいなものなので仕方がないのかもしれない。
自ら破らなければ、ずっとこのままだと知っている。
でも、この心地よさからは抜け出せない。

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