中学3年間とギガスクール

コロナと同時にギガスクールが始まり、欠席の場合もオンラインで授業が受けられるようになりました。
で、普段から普通に通ってる子が体調不良でたまに欠席だと、画面通して「はやく来てねー」など、ほほえましいやりとりが見られたり。でも、物珍しさから画面の向こうでふざけてる同級生がいたりすると、メンタル落ちて不登校な子はもっと行きたくなくなる場合が多い。
このあたりは先生の不注意(電源入れっぱなしなど)もあり…

小学校入学と同時にiPadを渡された次男をみてると、小学校の若めの先生はまあまあ上手に活用されてるイメージ。
中学は、結局3年間で一度もChrome使ってない教科もありました。アナログにプリント配られ(しかも裏紙を消さずに使うからどっちが表かわからなかったり)、プリントで提出。うちの子のような忘れっぽいタイプは、提出忘れて減点です。せめてclassroomに範囲や提出日を載せてくれてもいいのに手紙配布。
手紙は、列の最後だと足りなかったりミスプリで白紙のが渡されたりもあるんですけど、先生が一応確認で喋ってもマスクごしで後列聞こえない、ソーシャルディスタンスで机を離すため、端の子はほぼ廊下。あと「行政の連携の悪さ」を実感したのが、ソーシャルディスタンス推奨なくせに、1クラスあたりの生徒数が減ったので、クラス数が減り生徒がぎゅう詰めになりまして。その結果、生徒がほぼ廊下で授業受けるはめになってました。
文科省はたぶんコロナ対応の実際の教室見てないだろって感じですね。休校になってオンライン授業があっても、その分のコマ数は指導要領の規定コマ数にカウントされないので、夏休みにみな登校させられたり。
これも、ゆとりで授業減らしたり数年単位で変えてるんだしコマ数より内容が終わればいいじゃん…と思いましたが。というかそもそも小学校卒業間際で休校になったため、6年分の授業終わってないんですよ。それはどうなったんだろう。

ともあれ、ギガスクールが導入され、子供たちが一様にネットやパソコンに触れることで、この先社会に出たときの格差は少なくなったとは思います。技術の授業にプログラミングあるし、社会で情報リテラシーとか扱うのに実際触れたことあるなしはかなり違うと思うし。
でも、もう少し公立の先生への研修をしっかりやってから導入しても良かったんじゃないかなーとも。
iPadとChromebookは貸与品なので、個人情報をいれてはいけないルールがあるんですけど、子供らは自分のGoogleアカウントで入ったらYouTubeとか見れちゃうんですよね。
それ自体は子供が悪いんだけど、いざというときの対応ができるくらい先生が詳しいか…というと全然なので。
ちなみにギガスクール前年度まで、中学の保護者向けのネット説明会では「子供がネット詐欺やいじめにあわないよう、とにかく禁止」でした。
次の年から「このご時世だから保護者も一緒に勉強しましょう」に変わったんですが、遅いよーというのが本音…

小学生はともかく、親の言うことを聞かなくなった中学生に新しいおもちゃを与えてしまって、教師が締められないというのを保護者サイドからちらっと見てた私の世代も微妙にパソコンに詳しくない人が多いので、あとはもう道徳の問題なんだろうなあ…と思った次第です。
この子たちが社会に出るまでの数年間でも、またいろいろ変わるんでしょうね。おばさんはもう頭がパンクしそうですよ、とほほ…


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