原付で事故った編(スケール極小)

大学3年の秋、雨上がりの道路を原付で走ってたところ、高架下に入る直前で前の交差点が黄色信号になった。
止まるか微妙だなという距離だったけど、スピードそんなに出してないからとブレーキをかけた瞬間、原付が謎の動きを見せ右側に倒れた。

頭と右腕を地面につけた状態でガガガと引き摺られて止まった。正直ビックリしすぎて自分でも何処が痛いのか分かってない。後ろを見たら後続車が車間すごく開けてくれてたし、マンホールの上でブレーキかけたっぽいことが分かった。

たまたま歩道を歩いていた、インドカレー屋さんで働いてそうなお兄さんが原付を起こして歩道まで運んでくれた。


「だいじょぶ？たてるか？」


事故った直後は痛いよりも恥ずかしいの方で頭がいっぱいになるらしく、大丈夫です！元気です！と返事した。お兄さんは👍ってして帰って行った。

さて、ここまでで転んでから2分程しか経っていなかったのだが、たまたま後ろの方にパトカーがいたらしく(奇跡)、そのまま現場検証が始まった。

事故が起きた時の状況(前後の車との距離、信号が変わったタイミング、出していたスピード、ブレーキをかけたタイミング)を確認し、道路に数字や線を引いた。自賠責の番号や免許証を確認したり、酒飲んでないか(口頭で聞かれただけ)も聞かれた。

「今回は自損事故だけど、点数引かれたりはしないので安心してね。自動車保険降りると思うから、何か確認したいことがあったら○○署の△△に、って連絡してください」と名前と警察署の電話番号が書かれた紙を貰えた。

18時くらいで病院が閉まっていたので、急病センターの時間外受付に行った。この時間に外来で受けると診察にかかるお金がめちゃ高くなる(レントゲンと診察・消毒等の処置で1万円超！)

幸い骨に異常はなく、打撲とのことだった。彼氏に伝えると「骨折れてなくて良かったじゃん！今日は初めて原付で事故ったお祝いね！」
と言ってラーメン屋に連れていかれた。しかも足腰めちゃくちゃ痛いのにバイクに乗ってきた。お祝いって何？？

その後は2日程バイト休んで通院したりして1週間も経たずにいつもの生活に戻ったけれど、特約金(よく分かってない)で20万円ほど貰えて、事故った後の方が生活潤った。体を張って稼いでしまった。