原撫松:作「モンタギュ夫人」(明治40年:1907、東京国立博物館)−第23回秘蔵の名品アートコレクション展作品鑑賞レポート−

自分が今回の展覧会で一番目を引いた作品は、意外にも近く、東京国立博物館が持っていた。

http://image.tnm.jp/image/1024/C0008054.jpg

画像が保存等出来ないので、東京国立博物館の画像検索のURLを貼っておく。

正統派な肖像画なのだが、作風がレンブラントに影響されていると解説があったが、彼より陰影のメリハリが強く感じ、彼女の目鼻立ちがはっきりわかる。

何より彼女の白いドレスが顔の陰影を引き立たせている。

背景は黒ではないが、深みのある暗度の高い色で、彼女の気品さや清楚な感じ、優雅な感じを引き出している。

「佳人礼賛」にふさわしい、マイベストの作品を最初に取り上げた。

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