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アルバイトの経験話④

あー、このシリーズ4回目まできちゃったよ。笑
なかなかのアルバイターだな、私。

無事に就職できた私。およそ4年間その会社で勤め【一身上の都合で】退職した。退職後、転職する前に職業訓練に通うことにした矢先、妊娠が発覚。そしてそのまま専業主婦になって6年ほど経ち、次男が幼稚園生活に慣れた頃アルバイトを再び始めることにした。

《出産後〜現在》

陶芸体験施設の窯で作業

ハローワークで、求人を探した。
条件は平日9時〜15時(土日休み)、週に3日か4日勤務、通勤時間は30分以内(車通勤)。何度かハローワークに通っていたら見つけた1つの求人。条件にピッタリ。ハローワーク窓口で問い合わせてもらうと、すでに1人面接を済ませたらしいがまだ求人掲載期間だったということもあり面接してもらえることになった。
場所は遠くなかったが、こんな施設いつからあったんだろう?というくらい知らなかった。面接してもらった社長は陶芸家?なのか、一般企業の社長とはまったく違う。履歴書を出して、今まででの留学のことや職歴のことを聞かれた。
そこで社長が言う。『昔、〇〇て塾に通ってたよね?』・・・え?その通りだけど、どういうこと?と思っていると『〇〇で塾講師してた☓☓だけど、覚えてないかな?』と言われ、おぼろげな記憶を引っ張り出し「あ、そういえば夏期講習の英語でお世話になっていたような」と思い出す。 なんと、社長は遠い昔の知り合いだったのだ。彼は私の名前を見たときに、年齢と出身高校を見て『おそらくあの子だ』と確信したらしい。
そして作業内容の説明を受け、とにかく【ぎっくり腰のため重いものは持てません】とだけことわり、『週に何日くらい来る?』『何曜日がいい?』『時間はどのくらいがいい?』とかなり希望を通してもらい無事に雇われた。

窯での作業は、粘土の塊をカットして重さを均一にして小分けにするとか、陶芸体験されたお客様の作品を窯で焼き上げる作業、焼き上がりの作品を検品して仕分ける作業などなど…すべての作業を毎日するわけではなく、その日の窯のスケジュールによって「今日はこの作業やって」と指示に従う。週に3日、4時間半勤務。学校行事や自分の用事のときは休ませてもらい、無理なく働けた。いっしょに働く人たちも、みんないい人で世間話をしながら気楽に仕事ができてよかったな。
ただ…観光業はウイルス流行の影響をまともに受け、しばらくお休みという形で待っていたけど仕事に呼ばれなくなったので『別の仕事探しますねー』と円満退職。

野菜の出荷作業

またまたハローワークで求人探し。
条件に合う『期間限定』のものを見つけて即応募。作業場で野菜の選別作業。その日の収穫量により勤務時間が増減するけど、こどもの下校時刻に合わせて帰らせてもらえたし、予定がある日はシフトを外してもらえたし、こちらの都合に寄り添ってもらえるのでありがたかった。一緒に働いたのはこの道何年というおばちゃんたち(おばあちゃん)。おばちゃんたちとの世間話をしながら野菜の選別、田舎の風景ってかんじかも。(笑)約一ヶ月の期間で終了。

小学校の特別教育支援員

野菜の選別アルバイトをしていたころ、近所の知り合いの人から声をかけていただいたのが今のアルバイト先。小学校のクラスの中に入って、特別な支援の必要な児童たちを支援する仕事。小学校の教員不足、そして通常学級における特別支援が必要な児童の増加もあり、教員免許のない人も小学校の現場でサポートをする形へと変わってきているらしい。
自宅からは20分くらいで通勤できること、勤務時間と勤務日数なども柔軟に対応してもらえるのでありがたい。
科目や学年により多少違いはあるものの、授業中担任の先生が言っていることがわからないとか、次に何をしたら良いかわからない、やっていることが合っているかわからない…そんなときにそばに言ってこっそり『いま教科書の〇〇ページだよ』とか『まずは、ここに名前を書くよ』とか『字、上手に書けてるね(^o^)』などと声をかけて回っている。担任の先生の授業がスムーズに運ぶための補助の先生というかんじかな。

自分が『教える』立場ではなく小学校のクラスの中に入るというのは、授業参観をしているような気持ちでもあり不思議な感覚だ。我が子以外のこどもとこうやって密に接することはとても学びがある。こどもを2人育てたくらいでは、【こども】について知ってることなんてほんの僅かだなーと思わされる。ひとりひとり違う個性を持つ彼ら彼女らを見ながら、個性に寄り添った能力の伸ばし方があるなーと実感する。育児書に載ってることも専門家の意見も、ほんの一部でしかない。
目の前にいるこどもにとって、より良い未来が来るように、小学校という場所が居心地いいものであるように、微力ながら応援するアルバイト。
今までにない新しい分野であり、初めての業界だけど、新鮮な学びがある仕事だと思う。

さてさて、次はいつ、別のアルバイトに転職することになるだろう。

同じ職業で長く働いた経験はないけど、様々なアルバイトをしたことで自分が【コレやったことあります!】【アレもやりました!】と言えるオールマイティーな人材と受け取ってもらえるといいなと思いながら。←都合いい解釈(笑)

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