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アルバイトの経験話①

私は現在パートをしている。
けっこう年齢を重ねてきたけど履歴書を書く時に【職歴】として書くのは一社のみ。唯一正社員として働いたことのある社名しか書かない。履歴書って、場合によってはアルバイトとして働いた経歴も書くらしいけど、私の場合アルバイトの数が多いので履歴書には書ききれないし『まぁ、聞かれたら話すことにしよう』と、している。

そんな私のアルバイトの思い出話。

《高校〜専門学校時代》

うどん屋さんの店員 

人生で初めてのアルバイトは高校生の時だった。スーパーの中にあるレストラン街の一角にあり、店長は自分の母親よりも年上のオバチャン。見た目からすると元ヤンなのではないかと思うかんじの。飲食店なのでお昼ご飯は【まかない】があり、その日食べたいメニューを作ってもらえたのでラッキーだった。
もともと他人と話すことに苦手意識はないし、こどものころから【ままごと】とか【お店やさんごっこ】で培ったから(?)お客さんとのやり取りも難なくこなしたので自分に合っていたと思う。
基本的に長期休暇(春休み、夏休み)にシフトを入れてもらっていたし、学生生活に支障があるわけではなかったから高校には秘密にしていたのに母親が保護者懇談であっさり担任にバラしてしまった。基本的にアルバイトは認められてなかったが、「母子家庭なので…」と後付の言い訳を担任に伝えて許可してもらった。(別に母子家庭だからアルバイトしてたわけではないが、笑)
 

コンビニの店員


その後、高3の夏休みに進路が決定するという進学校の生徒としては異例の道を選んだ私は、センター試験だ大学入試だ…とガッツリ受験生をしている友だちたちを横目にコンビニでアルバイトを始めた。コンビニアルバイトで知り合った別の高校の友だちやすこし年上のお姉さんとか、ふだん関わることのない人たちと関わるのは楽しかったなぁ。
店内ではずっと有線で流行りの曲が流れていて、この頃はモーニング娘。の全盛期、そして小柳ゆきの『あなたのキスを数えましょう』がエンドレスで流れていた頃。リピートされすぎて今でも歌えるぞ…。
コンビニのドリンクコーナーは裏側に補充用の細い通路(寒い)があることや、コンビニおでんはすでに出来上がったやつを温めただし汁にポトンと入れるだけなこと、生涯私の人生には必要ないタバコの呼び方(セブンとかマイルドとか)についても学んだ。消費期限のあるお弁当類などは期限数時間前に取り除いて処分することも(20年以上前から勿体ないであふれる世の中だった)宅配便の受け付けも。あと、店長が雇われ店長で本部の人には頭が上がらないのにバイトたちには偉そうにしてることにも気づき、大人のヒエラルキーについても学んだバイト先だった。
 
《専門学校時代》

その後専門学校に進み、地元から大阪まで2時間ほどかけて通学していたので毎日アルバイトをすることはなく、単発アルバイトとして【スーパーの試食販売】をやったりした。

ホテルのレストランでホール係

専門学校時代の夏休みは地元のホテルのレストランでホール係の期間限定アルバイト。市内ではあるが、免許を持っていなかったので駅まで原付きで行き、駅からホテルの従業員専用シャトルに乗って通っていた。
ここでも期間限定で働く学生バイトの人たちと友だちになってシャトルバスでの通勤時間にしゃべったり、休憩時間にしゃべったり。←すぐ友だち作るタイプ。

ホテルの宿泊者向けレストランなのでメニューは3種類(焼き肉、すき焼き、地元の名産料理)くらいで準備や片付けも定型のことが多く覚えるのは難しくなかったけど、瓶ビールを3本お盆に乗せて運ぶこととか(なぜかお盆は湾曲している)ワインのコルク抜きなどが苦手だったなぁ。コルクが途中で分解されて栓を抜くことができず焦ったことが何回かある。住み込みバイトをしている人も何人かいて、中にはいかにも『訳あり』な人もいた。県をまたいで住み込みバイトを数ヶ月で転々としている人なんて、「あの人何したんだろうねぇ」とバイトのオバチャンたちが噂していたものだ。

朝11時から夜9時くらいまでの勤務(途中で休憩あり)だったと記憶している。明るい時間に来て、帰りのバスでは真っ暗。1日働くとかなり体力的に疲れて、夜はバタンキューだったように思う。専門学校は宿題とかないからフルにバイト生活に明け暮れることができた。

年賀状配達

あと冬の期間限定の年賀状配達のアルバイトもした。
女子はほとんど仕分けのアルバイトをする中、時給の違いから配達の方を希望。原付きの免許はあったが、重い郵便物を乗せた原付きの乗り降りは想像以上に大変だったので、けっきょく自転車での配達を担当することに。知らない場所で、地図を見ながら順番に配っていく。1人でできるので気が楽だけど、思ったよりも時間がかかるのでテキパキ真剣にやっていた覚えがある。

そして、その後アメリカへ留学。
→続く

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