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結婚指輪を外すとき

左手の薬指
そこに指輪はない。

今は結婚指輪をはめていない。

結婚したのは26歳。
それから16年、変わらず結婚生活は続いている。
ほとんどの時間を結婚指輪をはめて過ごしてきた。
私が意図的に結婚指輪を外したことは何度かある。

結婚指輪を外す、イコールなんだか口に出せないことが起きそう、というのは昭和の発想だろうか。(笑)

ちなみに、主人は結婚してから一度も結婚指輪を外していない(はず)。

出産のとき
妊婦健診を受けていた産院では、出産に向けて『指輪などは予め外しておいてください』と指導があった。
指が浮腫むからだったか、万が一の手術のときに外せないと困るからだったか、理由は忘れたけど、とにかく【わからないことはプロのアドバイスに従う】タイプなので、とにかく2人の息子たちの出産前に指輪は外した。産後、指輪を再びはめた。

陶芸のアルバイトをしてたとき
釉薬をかけて焼く前の素焼き状態の器は割れやすい。指輪をしているとカンカンと音がするし、万が一傷がついたら…と心配もあったので外しておいた。職場側からは指示はなかったが、窯で作業される方は既婚者も皆さん指輪なし。作業上、手もかなり汚れるしアクセサリー類は全般的につけないようだった。
このアルバイトをやめてから、また指輪をはめた。

今(小学校で勤務)
こどもって、けっこう見ている。
勤務先で関わるのは主にこどもたち。私の見た目とか身につけるものにもすごく敏感に反応する。まだ仕事を始めた頃、指輪に気づいた子が『ケッコンしてるの?』と聞いてきたり。
結婚してるの?と問われれば「してるよー」とあっさり答えるけれど、その先『どんな人と結婚してるの?』などと突っ込んだことを聞かれるのもなぁ…、そして一人じゃなくて何人も聞いてきたら答えるの面倒だなぁ…(あと個人情報あまり晒したくないぞ)という思いもあって、子どもにとって【気になる】ことは排除しとこう…という結論に至った。指輪だけでなく他のアクセサリーもつけないし、服も汚れてもいい服にしている。

現在進行形で勤務中なので、しばらくは指輪をはめる予定はない。一度はめたら外すのに「え?指が壊死するんじゃない!?」てくらい苦労するので…。今の仕事を辞めたら、またはめることにしよう。

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