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他人の芝生は実際青い

やりたいことがあるけどなかなか実現できない...

相談のような愚痴のような話をよく聞かされる。

どうやら僕は周囲から、やりたいことをすべて実現できているように見えるらしい。だからよっぽど芝生が青く見えてるのだろう。

確かに時代背景もあって、数えきれないくらい転職したし起業もしたし、東京に居るかと思えば大阪や名古屋に行ってたり、とうとう挙げ句の果てには瀬戸内の島に移住したりと、好き勝手のわがまま放題に見えるのだろう。

まぁ実際、本能に従ってる部分もあるので否定はしない。

現状に不満があり、ホントはあぁしたいこぅしたい、こうすることで暮らしや仕事がしやすくなる。現状に縛られず自由に思い通りに活動したい。

みんな事を成そうとするとき、概ねこういった思いがあって、興(起)そうとする。僕も同様の思いで行動しているので理解できる。

しかし、できる人とできない人が居るのはなぜだろうか?

できないという人の話を聞くと共通点が一つある。

現状を変えたいというのに現状ありきで話を進めるのだ。現状の枠組の中で、そのルールに縛られ、がんじがらめで身動きが取れない。

そりゃそうだろう。自己矛盾が起きているのだから。

話を聞くたびに僕は、その相手の現状に限界を感じる。何かに縛られているその状況や環境は、自分自身で設定した枠に過ぎず、自分でつくった前提が足枷になっている。それに気付かないようだから、いつまでたっても自分の芝生は色付かないのだろう。

前提を変えない限り、自分の都合のいいように現状は変わってはくれない。自分で変えられないのなら、変えられそうな誰かの助力を乞うことも必要だろう。

他人の芝生が青いのは、青くするためにいろいろとやってみた結果であり、そりゃ見えないところで幾度となく失敗もしているだろうし、諦めたものも少なくないと思う。僕自身、思ってることの1割も成し遂げられてはいない。

何かをはじめるとき、必ず現状が邪魔をする。そのたびに選択を迫られ決断してきた。どちらの道を進むべきか、どちらを切り捨てるか。

正直進んだ道が正しいかどうかなんてわからないし、行った先で後悔することだってある。でもそうしなきゃ辿り着けない場所もあるって事を僕は知っている。

やりたいようにできてない人は、これから一つの選択をするところからはじめるべきだろう。自分を騙して現状に満足するか、自分が決めた枠を取っ払うかを。

失敗するかも?なんて気に病むことなどない。別々の世界線が体験できるなら比較のしようもあろうが、幸い現実世界は同じ時間軸を体験して選ぶことなどできないのだから。

人は自分に自信のないとき嫉妬する
ジョセフ・マーフィー(米国の宗教家)

『他人の芝生は実際青い』ってお話でした。

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