山田

世界で一番自分の人生をエンジョイしてる人間

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    ヨーロッパ旅行記まとめ

最近の記事

おひとり様天国

「娘さんは、一人でいることが平気なんです。この年齢でそれができるなんてすごいですよ。お母さん」 母が、高校初めの二者面談で言われた言葉らしい。 違うんです。先生。ただ友達がいないだけなんです。 日の暮れた茶の間で一人、私と母の間にある虚空に向かって反論した。 当時は一人でいることを指摘されたようにしか思わなかった。 「一人でラーメン屋!?あんた、もう一人焼肉いけるよ!」 一人ラーメンの上は一人焼肉。基準がわからん。 「一人でオランダ!?もう、どこだって行けるよ」 オランダをな

    • 前向きな理想のタヒに方

      タイトルが思った以上に物騒になってしまった。前向きと付けたところであまり意味がない気がするが、私はタイトルをつけるセンスが絶望的であり、これ以外のものが思い浮かばない。こればかりは仕方がない。人生、諦めが肝心だ。 先に明言しておくが、私は自殺願望があるわけでもなければ、希死念慮があるわけではない。むしろ、人並み以上に死を恐れている人間だ。しかし、残念なことに死というものからは逃れられない。それならば、理想の死に方を考えてみよう。そうすれば、老後の楽しみがまた一つ増える。 私の

      • 彼に会うために

        自分への誕生日プレゼントに星の王子さまのよくわからないセットを買った。内容は、星の王子さまの小説、ノート、栞が四枚とポストカードが二枚、ポスターが一枚だった。ポスターは何回も折られており、くっきりと折り目がついていた。贅沢を言えば、折らずに丸めて欲しかった。せっかくなので、昔のルームメイトにポストカードを送ることにした。その際、遊びに来た友人が置いていったボールペンを使用したのだが、それがひどく使いにくい代物で、字がとんでもなく汚くなってしまった。 今日、買った星の王子さまは

        • 旅行記⓵

          二年前、オランダに住んでいた時に、一人でクリスマスマーケットを周る旅をした。初めての一人旅が異国の地を巡るものというのは今思えば、まあ、クレイジーというか、いろんな段階を飛ばしすぎだろうとは思う。この記事はその時の備忘録だ。二年も前の記憶を頑張って掘り起こしながら書くため、更新も遅いし、中身もあやふやだ。悪しからず。 十月、クリスマスマーケットを巡る旅をしよう。そう思い立った。同じクリスマスマーケットというイベントでも、国によっては何かしら違うかもしれない。そんな考えからだ

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        記事

          ちょっと思い出した昔の話

          私は中学の時は陸上部に、高校の時は放送部に所属していた。 放送部って聞くと、お昼の放送や、体育祭での実況などを思い浮かべる人が多いと思う。でも、実際の活動は、朗読やニュースキャスターのよう原稿を作ってアナウンス。ドラマやラジオドラマ、ドキュメンタリー番組の制作。毎年大会もあって、みんな、その大会に向けて、朗読やアナウンスの練習、番組制作をしていた。 外と室内。 運動部と文化部。 まるっきり反対な部に所属していたけど、私は一つ、これらの部で同じ体験をした。 友達に「あなたが結果

          ちょっと思い出した昔の話

          卒業するんだって

          推しが卒業することになった。 学生時代から大好きだった。 彼の朗読や声劇が大好きで、寝る前によく聴いていた。 金銭面の関係でグッズを沢山買ったり、スパチャをしたりなどはできなかった。 ただ、彼の配信を聴いてるだけだった。 でも、彼は私の推しだし、彼の作るコンテンツが大好きだった。 感情の整理がつかない。漠然とした悲しさと寂しさがあることしかわからない。 悲しいけれど、卒業だから、おめでとうって言わないとだよね。 卒業おめでとうございます。 流れの早い界隈で、長年活動してくれた

          卒業するんだって